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女子バスケットボールリーグ(Wリーグ)は13日、東京・水道橋で2022-23シーズンの開幕記者会見を行い、新シーズンへの取り組みを発表した。過去2年にわたり日本のスポーツ界も新型コロナ・ウイルスの影響を受けてきたが、Wリーグもその例に漏れない。全国各地で開催されてきた公式戦は、チームの地元開催などに限定され、オールスター・ゲームも延期された。
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■「行こうよ、Wリーグ」
しかし規制緩和もあり今シーズンから本格再始動。新規参入の「姫路イーグレッツ」を加え、全14チームとなり2回戦総当りのレギュラー・シーズンとなる。
記者会見冒頭、昨季より就任した映画監督でもある河瀨直美Wリーグ会長よりビデオ・メッセージが寄せられた。「昨季のファイナルは代々木第一体育館に7151人を動員しましたが、この盛り上がりを一過性のものに終わらせず、頑張りたい」と宣言、最後は「行こうよ、Wリーグ」と締めくくった。
続いて長崎俊也Wリーグ事務局長がマイクを握り新シーズンの概要を説明。新シーズンは過去最多の14チームの参戦となるため「13週にわたり全182試合を全国25都道府県で開催」と発表。4月15から17日わたり東京・有明アリーナで行われる今季のファイナルの動員目標を「1万人」と設定した。
19日に東京・代々木第二体育館で行われる開幕戦は、昨年の覇者トヨタ自動車アンテロープスvs. ENEOSサンフラワーズカードとなる。この日は両チームのキャプテン馬瓜ステファニーと渡嘉敷来夢が登壇。馬瓜は「難しいゲームなると思うが、かならず勝利で飾る」と意気込みを語ると、渡嘉敷は「トヨタさんは毎年(波に)乗せると怖いので、乗せないように、そして若さに負けないよう、頑張って行きたい」と対策を語った。
開幕戦はNHK BS1を始め、バスケットLIVE,WリーグのYouTubeでオンエア。シーズンを通してもバスケットLIVEで視聴が可能となっている。
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文●SPREAD編集部