【MLB】大谷翔平、サイ・ヤング賞候補漏れに憤りの米メディア 「間違いなくベスト3に入る投手」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平、サイ・ヤング賞候補漏れに憤りの米メディア 「間違いなくベスト3に入る投手」

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【MLB】大谷翔平、サイ・ヤング賞候補漏れに憤りの米メディア 「間違いなくベスト3に入る投手」
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全米野球記者協会(BBWAA)が選出する各賞の最終候補3人が7日(日本時間8日)に発表され、大谷翔平ロサンゼルス・エンゼルス)が、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、ヨルダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)とともにア・リーグのMVP候補に入った。

しかし、ア・リーグのサイ・ヤング賞候補3人には選ばれず、この結果に異を唱える声が続出している。なお、同賞候補はアレック・マノアトロント・ブルージェイズ)、ジャスティン・バーランダーヒューストン・アストロズ)、ディラン・シースシカゴ・ホワイトソックス)という顔ぶれになった。

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■自身初となる規定投球回クリア

米スポーツサイト『Fan Nation』は、大谷がサイ・ヤング賞のノミネートから漏れたことについて、「7日の発表における大問題は、オオタニがサイ・ヤング賞の最終選考に残れなかったことだ。それは驚きだった」と伝えた。同サイトは、大谷がMVP候補に残ることは当然として、サイ・ヤング賞候補にも選ばれるものと見込んでいたため、ショックを隠し切れなかった。

大谷は今季、自身初となる規定投球回をクリアし、28試合の登板で15勝(9敗)という好成績を収めた。防御率は2.33(サイ・ヤング賞候補の3人に次ぐ4位)で、奪三振数は219(3位)、WHIPも1.01(5位)と抜群の安定感を誇った。

さらに、同サイトによると、大谷は奪三振率(11.87)で1位に立ったほか、制球力を表す指標の一つK-BB%も26.5%で1位を記録。そのほか、より高い精度で投手能力を反映するデータのSIERAも2.73で1位をマークしたという。また、xERA(予測防御率)は2.68でバーランダーに次ぐ2位となり、FIP(野手の守備など外部の影響を排除した投手力)も2.40で2位に入ったという。

ちなみに、最終候補に残ったシースは奪三振率3位、K-BB%7位、SIERA 8位、xERA 3位、FIP 7位で、マノアは同様に13位、11位、14位、5位、9位となった。

■来季のカギを握る登板間隔

同サイトはこれらの数字をもとに、「オオタニはサイ・ヤング賞の最終選考に残るにふさわしい投手だった。バーランダーには勝てなかっただろうが、今季のア・リーグでベスト3に入る投手であったことは間違いないだろう。そして、おそらく2番手だったはずだ」と悔しさを表した。そして、「賞の季節になると、必ずと言っていいほど意外な形で受賞を逃すことがある。しかし今年のサイ・ヤング賞レースで、オオタニが外れたことほど大きなものはなかった」と最後まで嘆いた。

MLB公式サイトは、バーランダーがサイ・ヤング賞の最有力候補だと述べつつ、「オオタニは投手として来季もっと良くなるだろうか」と記し、そのカギを握るのが登板間隔にあると指摘した。通常、多くのチームは中5日だが、エンゼルスは二刀流のコンディションを考慮し、基本的に中6日で回している。登板回数が増えれば、自ずと白星も重なるはずだが、疲労という代償も避けられない。来季は今季以上の成績を残し、サイ・ヤング賞を獲得できるか。「投手・大谷」の進化が注目されている。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》

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