【プレミアリーグ】三笘薫、“日本のジョーカー”に漂う飛躍の予感 自身初のW杯で「本物のスターになる」と英記者も太鼓判 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プレミアリーグ】三笘薫、“日本のジョーカー”に漂う飛躍の予感 自身初のW杯で「本物のスターになる」と英記者も太鼓判

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【プレミアリーグ】三笘薫、“日本のジョーカー”に漂う飛躍の予感 自身初のW杯で「本物のスターになる」と英記者も太鼓判
【プレミアリーグ】三笘薫、“日本のジョーカー”に漂う飛躍の予感 自身初のW杯で「本物のスターになる」と英記者も太鼓判 全 1 枚 拡大写真

現地時間20日に開幕するサッカーワールドカップカタール大会に向け、各国のメンバーが続々と発表され、ドイツ、コスタリカ、スペインと戦う日本代表も国内組が現地入りするなど、カウントダウンが迫っている。そんな中で、ここに来てクラブで好調を維持し、カタールW杯でも日本の切り札として期待がかかるのが、英プレミアリーグブライトンに所属する三笘薫である。

◆「トッププレイヤーとして全てを備えている」 初ゴールの三笘薫、全得点に絡み英BBC選出のベスト11入り

■ベルギーで研鑽を積みプレミアリーグ初挑戦

25歳の三笘は筑波大学から加入した川崎フロンターレでは2020年のルーキーイヤーから左ウイングのポジションをつかむ。13得点12アシストと圧巻のスタッツを記録し、チームの優勝に貢献。ベストイレブンにも選出される活躍を見せた。すると、翌2021年シーズン途中にはプレミアリーグのブライトンに推定300万ユーロ(約3億9000万円)で移籍を果たし、昨季はレンタルでベルギーのユニオン・サン・ジロワーズで1年を過ごすことになる。

欧州1年目の三笘は途中出場から徐々にチャンスを得ると、第11節のRFCスラン戦で、後半出場ながらハットトリックの活躍を見せて、その名をベルギーに轟かせる。ユニオン・サン・ジロワーズではチームの戦術もあり、川崎時代の左ウイングから一つ下げた左ウイングバックとしての起用もあったが、攻守のアップダウンが求められるポジションにも順応し、欧州基準のフィジカルを磨いた。攻撃面でも7得点4アシストと結果を残し、保有元であるブライトンへ復帰した。

そして迎えた自身初となるプレミアリーグでのチャレンジ。クラブの中心であるベルギー代表FWレアンドロ・トロサールや、今季から加入したエクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンなどのライバルが存在したが、途中出場した第9節のリヴァプールや、第10節のトッテナムといった強豪相手に持ち味のドリブルを武器に存在感を見せる。すると、第14節のチェルシー戦、第15節のウォルバーハンプトン戦にそれぞれ先発抜擢され、1得点1アシストと結果を残し、チームの2連勝と6位浮上に貢献。続くプレミアリーグ首位に立つアーセナルとのリーグ杯でも途中出場からゴールと、ここ数試合続けて、かつ強豪相手に見せるハイパフォーマンスは目を見張るものがある。

■注目されるW杯での起用法

そんな三笘に対してのイングランドでの評価は日増しに上昇。ウォルバーハンプトン戦後には英放送『BBC』が選ぶベストイレブンに選出された。また、現地ジャーナリストのチャーリー・ハッフェンデン氏は自身のツイッターでここ3試合の三笘について、「チャンス創出5回、ドリブル成功5回、2ゴール、2プレアシスト、1アシスト」というスタッツを紹介し、さらに、「カオル・ミトマはワールドカップでドイツやスペインといったタフな相手を戦うが、日本の本物のスターになるだろう」と、好調を維持して迎えるW杯へ向けても活躍に太鼓判を押している。

三笘は現状の日本代表では、途中出場からのジョーカー役として考えられており、ドイツやスペインといった強国と対する本大会でも、チームとして攻撃に出たい局面やビハインドに陥り得点がほしい場面などで、相手の右サイドを崩す切り札としての起用が予想される。それでも、現状左サイドの一番手とされる久保建英(レアル・ソシエダ)が肩の負傷から復帰したばかりであり、所属クラブで好調を維持し、プレミアリーグの舞台で躍動する三笘が先発11人の中に入っても不思議ではない。左サイドにはJリーグから相馬勇紀(名古屋グランパス)も選出されており、森保一監督が選手のコンディションを見極めながら左サイドをどのような人選で使い分けていくかは興味深い。

三笘は13日に行われる第16節のアストン・ヴィラとのリーグ戦を経て、日本代表メンバーへと合流していくことになる。プレミアリーグで研鑽を積み、イングランドでも評価を高める日本のジョーカーが、カタールの地でどのような姿を見せるのか。自身初のW杯出場を前にして、選手としてさらなる飛躍の予感が漂っている。

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◆堂安律はフライブルクでの持ち味を日本代表でも発揮するのか カタールW杯に抱く期待

文●井本佳孝(SPREAD編集部)

《SPREAD》

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