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FIFAワールドカップカタール2022は現地時間12月2日にグループステージ全日程が終了し、決勝トーナメントに進む16カ国が決まった。優勝争いの行方とともに注目を集めるのが得点王争いである。
ここまで得点ランキングトップに立つのはキリアン・ムバッペ(フランス)、マーカス・ラッシュフォード(イングランド)、アルバロ・モラタ(スペイン)、コーディ・ガクポ(オランダ)、エネル・バレンシア(エクアドル)の5人。バレンシアを除く4選手は決勝トーナメントに進出しており、引き続き得点王争いに絡むことが予想される。
■前回はケインが6ゴールで得点王に
この中でも有力候補に挙がるのがムバッペ。リーグ・アンで4年連続得点王の実績を誇る新世代の怪物FWは、前回ロシア大会の4ゴールに続いて今大会でも順調に得点を重ねている。しかし、ベスト8まで勝ち進んだ場合イングランドと対戦の可能性があり、ラッシュフォードとの直接対決が実現すれば、どちらかが敗退することとなる。
日本相手にも脅威になったモラタ擁するスペインはモロッコ、GS全試合で得点したガクポのオランダはアメリカとベスト16で戦うことになっている。好調を維持するこの両選手がチームの躍進とともに勝ち進めば、得点王の座も見えてくるだろう。
また2得点には18人が顔を並べており、優勝候補の一角であるアルゼンチンのリオネル・メッシやブラジルのリシャルリソン、フランスのオリヴィエ・ジルーなども候補に挙がってくるだろう。日本の躍進に貢献した堂安律がどこまで伸ばせるかも注目である。
なお、前回ロシア大会はハリー・ケイン(イングランド)が、前々回のブラジル大会ではハメス・ロドリゲス(コロンビア)が6ゴールで得点王に輝いており、ここがタイトルに向けて一つのラインになってくると思われる。
はたして、初の冬季開催となったカタール大会で得点王の称号を手にするのは誰になるのだろうか。
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文●SPREAD編集部