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【ダカール・ラリー】2023、TOYOTA GAZOO Racingが3台体制で連覇に挑む

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【ダカール・ラリー】2023、TOYOTA GAZOO Racingが3台体制で連覇に挑む
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TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は5日、31日にスタートするダカールラリー2023GRダカールハイラックスT1+の3台体制で出場すると発表。また、チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)が新型のランドクルーザー300 GR SPORTの2台体制、日野チームスガワラがハイブリッドシステムを搭載したHINO600シリーズ1台体制でトラック部門に挑むとした。

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■シリーズでも連覇を狙うナッサー・アル-アティヤ

トヨタの連覇を担うラインナップ (C) TGR

2019年、トヨタに初のダカールラリー優勝をもたらしたナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組は、昨年2022年大会も制し、2023年大会では2連覇を目指す。この王者に昨年の南アフリカ・ラリーレイドシリーズチャンピオンと同2位のジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組、ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組が加わる。

ダカールラリーは、FIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)の2023年シーズン開幕戦。アル-アティヤ/ボーメル組は、昨年世界選手権として新設された、この世界一タフなクロスカントリーラリーレイドのシリーズで、記念すべき初代チャンピオンに輝いた。アル-アティヤ/ボーメル組はこのW2RCシリーズに2023年シーズンもフル参戦し、同選手権の連覇も目指す。

なお、2023年シーズンのW2RCは全5戦。1月のダカールラリーを皮切りに、2月末のアブダビ・デザートチャレンジ、そして、4月にメキシコを舞台に行われるソノラ・ラリー、8月末のアルゼンチンで戦われるデサフィオ・ルータ40と続き、10月半ばに予定されているラリー・オブ・モロッコで最終戦を迎える。

ド・ヴィリエール/マーフィ組とラテガン/カミングス組はダカールラリーを戦った後、南アフリカラリーレイドシリーズ(SARRC)にTOYOTA GAZOO Racing南アフリカ(TGRSA)から参戦。このシリーズ参戦で、GRダカールハイラックスT1+の主なテストと開発が続けられる。

2022年シーズン、SARRCは全7戦で競われ、ド・ヴィリエールがシリーズチャンピオンを獲得。2021年のチャンピオンであるラテガン/カミングス組はシリーズ2番手で続き、世界で最もタフなラリーレイドシリーズのひとつである同シリーズでTGRSAはランキング1位、2位を独占した。

ダカールラリーで勝利を挙げたあとも、2022年のタフなシーズンを戦い続けたことで、GRダカールハイラックスT1+は、その品質と耐久性、信頼性をアップ。トヨタの理念である「もっといいクルマづくり」に基づき、チームはW2RCとSARRCを戦う中で走破してきた通算25,000km以上にわたるラリーとテストでの経験を十分に活用した。そして、この合計130日に及ぶ走行でクルーはさらにパフォーマンスの向上をはたし、W2RCとSARRCの両タイトルをチームにもたらした。

2023年シーズン、FIAはGRダカールハイラックスT1+を含むT1+クラス車両と、その直接的なライバルとなるT1U(アルティメット)クラスの性能調整でバランスを取るために、規則をアップデート。変更の主なポイントは、双方の性能を接近させ、より競争の激しいラリーにすること。T1+クラスとT1Uクラスの車両はどちらも最高出力を30kW削減。この変更に伴いエンジン出力カーブも調整され、ガソリンターボエンジンを搭載するT1+車両の高地での補正機能は禁止される。

GRダカールハイラックスT1+は、プライベーターにも提供され、ダカールラリー2023では、7台のGRダカールハイラックスT1+が参戦予定。これらの車両は、TGRの参戦車両と同じ仕様とセットアップで出場する。

ダカールラリー2023は31日、サウジアラビアの北西海岸部でスタート、内陸部の都市ハイルへと向かう。そこからルートはサウジアラビア南東方向へと進み、エンプティ・クォーター(空白地帯)と呼ばれる地域を通過した後、北へと向きを変え、2023年1月15日にサウジアラビア東海岸のダンマームでゴールを迎える。

ダカール・ラリー5度目の制覇を狙うナッサー・アル-アティヤ (C) TGR

アル-アティヤは「2022年のW2RCチャンピオン獲得は私の最初の目標だったので、それを達成できて本当に誇らしく思います。また、GRダカールハイラックスT1+はシーズンを通して着実に進化を遂げており、ナミビアでの最終テストを経て、間違いなく最良のGRダカールハイラックスT1+に仕上がったと思います。あとはサウジアラビアへと向かうだけです」と2連覇を期した。

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文・SPREAD編集部

《SPREAD》

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