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FIFAワールドカップカタール2022・決勝トーナメント1回戦が日本時間6日0時にキックオフとなり、FIFAランキング24位の日本代表は同12位のクロアチアと対戦。日本は前半を1-0で折り返した。
◆クロアチアが同点ゴール 後半10分にペリシッチがヘディング弾
■2試合連続3バックでスタート
グループEを2勝1敗で首位通過した日本は勝てば史上初のベスト8進出が決まる大一番。
森保一監督は[3-4-2-1]のシステムを採用し、堂安律、冨安健洋、遠藤航らがスタメン入り。体調不良の久保建英がベンチ外となった。一方のクロアチアは[4-3-3]の布陣で、ルカ・モドリッチ、イヴァン・ペリシッチ、マテオ・コバチッチらが先発した。
日本は序盤から積極的に前に出ると、前半2分に右からのクロスを谷口彰悟が頭で合わせるが惜しくも外れる。前半5分を過ぎるとクロアチアがボールを保持する展開に。
前半7分に冨安と入れ替わったペリシッチにペナルティエリアに侵入されるも、決定的なシュートをGK権田修一がストップし難を逃れる。日本は前半11分、伊東純也の右からのクロスに長友佑都が飛び込むが、惜しくも届かない。
その後もクロアチアがボールを握る展開になり、日本は重心を低く設定し、守備ブロックを敷く。攻撃では右の伊東を中心にサイドから揺さぶりをかけていく。
経験豊富な選手がそろうクロアチアは、セットプレーや裏へのフィードで日本の守備ブロックを崩しにかかる。モドリッチやペリシッチといった選手たちが存在感を示し、圧力をかける。
日本は押し込まれたドイツ戦やスペイン戦の前半とは異なり、後方でボールを持つ時間も増え、クロアチア守備陣を崩そうと窺う。前半40分に遠藤のパスを受けた鎌田大地がペナルティエリアで決定機を作るが、シュートは枠を外れる。
前半42分、堂安のクロスを吉田が折り返し、最後は前田大然が詰めてネットを揺らす。VARの結果、先制点が認められた。前半は1-0で日本のリードで折り返すこととなった。初のベスト8をかけ、後半にむけて森保監督の采配にも注目が集まる。
◆日本代表、体調不良の久保建英はベンチ外れる 代役はここまで2得点の堂安律
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文●SPREAD編集部