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FIFAワールドカップカタール2022・決勝トーナメント1回戦が日本時間6日に行われ、FIFAランキング24位の日本代表は同12位のクロアチアと対戦。日本は1-1で延長に突入しPK戦の末1-3で敗れ、史上初のベスト8進出を逃した。
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■今大会初の延長戦
グループEを2勝1敗で首位通過した日本は勝てば史上初のベスト8進出が決まる大一番。森保一監督は[3-4-2-1]のシステムを採用し、堂安律、冨安健洋、遠藤航らがスタメン入り。2試合連続で3バックでスタートした。
一方的に支配されたドイツ戦やスペイン戦の前半とは異なり、日本がポゼッションする時間帯も出てくる。前半42分、堂安の右からのクロスを吉田麻也が折り返し、最後は前田大然が今大会初ゴールとなる先制点を奪い、リードで前半を折り返す。
後半に入り、前半と同様に互いに攻め合うオープンな展開が続いていく。後半10分、右からのクロスをペリシッチがヘディングで合わせ、クロアチアが同点に追いつく。
日本は三笘薫や酒井宏樹、南野拓実らを投入するなど打開を図ろうとするが、試合は1-1で90分を終え、今大会初の延長戦に突入する。延長入っても激しい攻防で、攻守にインテンシティの高い試合になる。
延長後半に日本は田中碧を投入する。消耗戦は両チーム決定機を作るまでは至らず、PK戦に突入する。PK戦で日本は南野、三笘、吉田が失敗。対するクロアチアは3人目を除く3選手がゴールを奪い、3-1で勝利した。
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文●SPREAD編集部