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5日に中京競馬場で行われる第61回・京都金杯(GIII、芝1600m)の過去10年データを紹介する。
昨年のNHKマイルCで2着のマテンロウオリオン、前走・福島記念で4着のオニャンコポン、前走・マイルチャンピオンシップでセリフォスに次ぐ上りを見せたエアロロノアなどが出走予定だ。
ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■データは重賞組がやや有利
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[京都金杯]過去10年の前走ローテ
リゲルS【4.0.2.21】勝率・連対率14.8%、複勝率22.2%マイルCS【1.3.0.17】勝率4.8%、連対率・複勝率19.1%チャレンジC【1.2.0.15】勝率5.6%、連対率・複勝率16.7%毎日王冠【1.0.0.4】勝率・連対率・複勝率33.3%富士S【1.0.0.4】勝率・連対率・複勝率20.0%菊花賞【1.0.0.1】勝率・連対率・複勝率50.0%オーロC【1.0.0.2】勝率・連対率・複勝率33.3%阪神C【0.1.2.6】勝率0.0%、連対率11.1%、複勝率33.3%キャピタルS【0.1.2.14】勝率0.0%、連対率5.9%、複勝率17.6%
過去10年で最多4勝は前走・リゲルS組だが、今年は不在。次点では1勝を挙げている前走・マイルCS組と富士S組が並ぶ。
クラス別に見ると前走・重賞組は【5.7.4.70】勝率5.8%、オープン・リステッド競走組は【5.1.5.53】勝率7.8%となった。しかし最多4勝を挙げている前走・リゲルS組の不在や、昨年前走でリゲルSを制し、1番人気に推されながらも6着と沈んだエアロロノアの例を考慮すると、やや重賞組の方が優位なデータとなっている。
また重賞組のうち5着以上は【1.2.2.19】勝率4.2%と低迷。むしろ6~9着は【4.2.1.15】勝率18.2%と結果を残しており、重賞で惜しくも掲示板外に沈んでしまった馬が巻き返している。10着以下は【0.3.1.36】と結果を残せておらず、前走・マイルCSで10着となったマテンロウオリオンはデータ上、危険な人気馬となってしまう。
また前走・関屋記念から5カ月の休養明けとなるイルーシヴパンサーだが、過去10年、出走間隔が中9週は【3.0.0.23】と最多勝利を記録。昨年もダイアトニックが前走から中17週で挑み、惜しくも馬券内は逃したが4着と好走した例もある。
イルーシヴパンサーの長期休養明け成績は【1.1.0.1】と「鉄砲が利く馬」としての実績もあり、本レースでも一発に期待したい。
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文●SPREAD編集部