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MLB公式サイトは2日(日本時間3日)、2023年シーズンの「パワーランキング」を発表、アメリカン・リーグ、ナショナル・リーグ併せ、1位から30位まで各球団を順位付けした。
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■千賀加入のメッツが2位にランクイン
同サイトのランキングによると1位は、2022年のワールドシリーズを制したヒューストン・アストロズ。ジャスティン・バーランダーが離脱した影響は大きくないと評価、2年連続で世界一の可能性もありとした。2位には、ニューヨーク・メッツが付けた。メッツは昨オフも大補強を行ない、スタート・ダッシュを決めたもののオールスター以降、首位に返り咲くことができず終い。
ジェイコブ・デグロム、マックス・シャーザーを擁しながら、サンディエゴ・パドレスにワイルドカードで敗れた。そのリベンジかこのオフも千賀滉大、バーランダー、カルロス・コレアとさらなる補強に成功。同サイトは、これに最大限の評価を与えたようだ。こうなると今年のワールドシリーズは、アストロズ対メッツ…という見方もできるだろう。
以降、気になるチームを拾おう。4位には、ダルビッシュ有のパドレスがランクイン。22年のトレード・デッドラインまでファン・ソロを加えた積極策は健在で、このオフにはボストン・レッドソックスから好打者ザンダー・ボガーツを獲得。果たして、ポストシーズンでどこまで躍進できるか、ダルビッシュの活躍をともに注目したい。
3位は21年の覇者アトランタ・ブレーブス、5位には2009年、松井秀喜がMVPを獲得、世界一となって以来、優勝から遠ざかっているニューヨーク・ヤンキース。今季もワールドシリーズ進出は厳しいのか。22年、ナ・リーグの覇者フィラデルフィア・フィリーズは6位。
他日本人選手が所属するチームには厳しい評価が与えられている。トロント・ブルージェイズは9位ながら、菊池雄星が先発ローテーションにカムバックできるかは疑問視されるところ。ロサンゼルス・エンゼルスは全体17位。30球団中、下位に評価されている点を考えると、やはり大谷翔平が期待する「ひりひりした9月」を送るのは難しいのか…。前田健太所属のミネソタ・ツインズはそれに次ぐ18位、吉田正尚が加入したレッドソックスは、23位と芳しくない。
やはり日本のファンとしては、ポストシーズンで躍動する日本人メジャーリーガーを観たいものだが…。
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文●SPREAD編集部