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第37回根岸S(GIII、ダ1400m)の枠順が27日、JRAより発表された。
デビューから9戦連続連対中のレモンポップは7枠13番、前走・武蔵野Sを制したギルデッドミラーは3枠6番、連覇の期待がかかるテイエムサウスダンは4枠8番、前走のJBCスプリントで3着と好走したヘリオスは1枠2番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■勝ち星がない1枠に注目
レモンポップとバトルクライが入った7枠は【0.1.3.16】勝率0.0%、連対率5.0%、複勝率20.0%と勝てていない。ただし、過去10年で1番人気は2014年のブライトラインがクビ差4着、2番人気は2015年のワイドバッハが2着と上位人気がこの2頭のみとなっている。
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[根岸ステークス]過去10年の枠順傾向
上位人気が予想されるギルデッドミラーが入った3枠は【2.3.1.14】勝率10.0%、連対率25.0%、複勝率30.0%。昨年は、3番人気のオメガレインボーが5着に敗れたが、2021年の2番人気タイムフライヤーが3着、20年の1番人気コパノキッキングが2着と2年連続して馬券に絡んでいた。ここで注目したいのは、同馬に騎乗する三浦皇成騎手だ。同騎手は、3枠から1番人気エアハリファを1着に導いた2015年を含め過去3枠で4回出走し、すべて人気以上の着順と相性がいい。
また、【0.2.3.14】と勝ち星がない1枠にヘリオスが入った。ただ、馬券に絡んだのが2021年の10番人気ワンダーリーデルが2着、19年の5番人気クインズサターンが3着、16年の10番人気グレープブランデーが3着のようにと2、3着止まりながら警戒すべき好枠と言える。
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文●SPREAD編集部