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MLB公式サイトは12日(日本時間13日)、メジャー2年目を迎える鈴木誠也(シカゴ・カブス)を特集。現在、キャンプ地であるアリゾナ州メサでトレーニングを行っている鈴木は今季の課題として速球攻略を挙げ、そのためにフィジカル強化にも努めていると語った。
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■フィジカル強化に取り組む
侍ジャパンのメンバーとして、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍も期待されている鈴木。メサで取材に応じ、「僕にとって、まったく新しい1年となる。昨年やったことにこだわりたくないし、新しい年であり新しい自分。精神的にも米国の環境に慣れることができると思う」と話し、今シーズンの開幕に向けて“新生・鈴木”を強調した。
今季クリアすべき課題として挙げたのは、速球への対応。「(日本とは)球速が違うので、速球に慣れないといけない」とした。そこで取り組んでいるのが、フィジカル強化。「パワーを発揮できるようにオフの間は上半身だけでなく下半身も鍛えた」とコメントし、スピードボールに力負けしない体を手に入れるべく、トレーニングに励んでいることを明かした。
■子供たちの憧れになりたい
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エンゼルス・大谷翔平(左)とパドレス・ダルビッシュ有(C)ロイター
メジャー2年目はカブスでの戦いに加え、WBCも控えている。大谷翔平やダルビッシュ有も参加する侍ジャパンについて問われると「我々はとても強いと思う。たくさん勝ちたい」と自信を見せた。
「子供の頃、WBCをテレビで見て、いつかあのチームに入りたいと思うようになった。今、僕がWBCでプレーすることで、見ている子供たちに当時の僕のような気持ちになってほしい」と心情を述べた。
昨季は故障で途中離脱しつつも、111試合に出場し、打率.262、14本塁打、46打点、9盗塁と健闘した鈴木。MLB公式サイトは先日、今季は1番打者として起用される可能性を示唆していたが、デビッド・ロス監督は2~4番打者で使うことを好んでいると言われている。
まずはWBCで各国の豪腕を打ち崩し、速球攻略の自信をつかみたいところだ。
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文●SPREAD編集部