
米アリゾナ州テンピでキャンプインしている大谷翔平は16日(日本時間17日)、マイク・トラウトらとともにフィールドでベースランニングやフリー打撃を行った。
30スイング中4本の柵越えを記録。『ロサンゼルス・タイムズ』のサラ・バレンズエラ記者は、「オオタニは何の気なしにホームランを打っている」と実況。投打ともに順調な調整ぶりを見せた。
◆【実際の映像】大谷翔平が「軽々と」柵越えアーチを描く!今期の活躍を占うそのスイングは……
■大谷「エンゼルスに集中したい」
キャンプ2日目となるこの日は練習前、大谷の記者会見が行われた。
大谷は、集まった多くのメディアから去就について質問されるも、「(契約の)最終年というのは理解していますが、オープンな気持ちがあるというか、どうなるか今後わからないので、もちろん今の段階ではエンゼルスに所属していますし、このチームで優勝したいなという気持ちがある」と回答。契約延長やフリーエージェント(FA)についての言及を避けた。
大谷の回答について、『MLB.com』レット・ボリンジャー記者は「ショウヘイは、延長について前向きかと質問を受けたが、その状況については語ろうとしなかった」と反応。
また『ジ・アスレチック』のサム・ブラム記者は「オオタニは契約延長についての質問を2回受けたが、いずれも答えなかった。『今現在、自分はエンゼルスで、それに集中したい』と語っている。代理人がエンジェルスのフロントと延長について話したかどうかは分からないという。オオタニは、エンゼルスも『勝ちたい』という気持ちを持っていることを信じていると語り、(エンゼルスの)本心は分からないが、そうであって欲しいと願っている。オオタニはFA権行使を明言せず。(エンゼルスと)契約延長に至らなければ、当然FAになる」と大谷の回答を詳しく実況した。
去就について一切の言及を避けた大谷について、『オレンジ・カウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者は「大方の予想通り、彼(の回答)は曖昧だった」とツイート。しかし、「将来の可能性を閉じることはしなかった」と感想も述べた。
なお、同じ記者会見で大谷のSNS投稿が増えたことについても質問が飛び「時間があったから」と回答した。「練習の方法とか一個でも多く知れれば」とその意図を明かした。
契約延長かFAか、大谷の去就が分かるのはまだ先となりそうだ。
◆大谷翔平に650億円を上回る“スポーツ界史上最高額”オファー か メッツの大富豪オーナーが獲得へ本気モードと米紙指摘
◆大谷翔平のオープン戦登板日が明らかに、背景には「大谷を手放したくない」球団側の手厚いサポート
◆「大谷翔平の実力はまだ半分しか出ていない」 解説者の見解に米メディア驚がく「恐ろしい」
文●澤 良憲(Yoshi Sawa)
Ohtani casually hitting bombas at spring training batting practice. pic.twitter.com/s6ivT6vY1r
— Sarah Valenzuela (@Sarah_IsabelVee) February 16, 2023