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第97回中山記念(GII、芝1800m)の枠順が24日、発表された。
チャレンジCで重賞2勝目を挙げたソーヴァリアントは4枠6番、香港GI・香港C2着のダノンザキッドは1枠1番、昨年の宝塚記念2着のヒシイグアスは7枠11番、昨年の秋華賞馬スタニングローズは7枠12番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■3枠は最多3勝も「逃げ・先行」限定
上位人気が予想されるソーヴァリアントが入った4枠は【1.0.1.12】勝率・連対率7.1%、複勝率14.3%。2018年の1番人気ペルシアンナイトが5着、17年の2番人気リアルスティールが8着と馬券外に沈んでいるが、20年には6番人気ソウルスターリングが3着、15年は3番人気ヌーヴォレコルトが優勝と、人気以上の好走もある。
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[中山記念]過去10年の枠順傾向
また、ダノンザキッドが入った1枠は単勝回収値トップの「128」。ここ3年は馬券に絡んでいないが、2019年の5番人気ウインブライトと17年3番人気ネオリアリズムが優勝している。
1枠以上に「好枠」と言えるのが、イルーシヴパンサーとドーブネが入った3枠。2019年6番人気2着のラッキーライラックから昨年2番人気優勝のパンサラッサまで4年連続で連対している。
ただし、過去馬券に絡んだ6頭はいずれも4角4番手以内の逃げ・先行馬であり、2018年には10頭立てで4角7番手にいた3番人気のヴィブロスは8着に敗れた。先行のドーブネは条件クリアだが、イルーシヴパンサーは後方待機なら厳しい。
8枠は複勝率25.0%とイメージほど悪い数字ではないが、昨年7着のダノンザキッドを含め過去3頭が1番人気で馬券外。ラーグルフとリューベックには試練となる。
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文●SPREAD編集部