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男子フィギュアスケートでソチ、平昌と五輪2連覇を果たし2022年の北京五輪後、現役を引退したプロ・フィギュア・スケーターの羽生結弦が総指揮を執ったアイスショー「GIFT」が26日、東京ドームで行われ、およそ3万5000人がその演技に酔った。この模様はまた、約3万人にむけライブビューイングが行われた。
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■「夢をつかみ取れなかったから」と含みも
羽生は演技後「ほんとにフィギュアスケートならではの、一期一会な演技がひとつずつできた。少しでもみなさんの記憶に残れば嬉しい」と、その充実感を表現する一方、「ロンカプ(『序奏とロンド・カプリチオーソ』)をやったのは、あの時(北京五輪)に夢をつかみ取れなかったからであって、まだまだつかみ切れていない夢、もちろん4回転半だったり…ありますけど、それに向けてこれからも突き進むんだみたいなイメージを込めてで滑らせて頂きました」と自身の夢の途中である点も明かした。
その夢を追いかけ今一度、競技人生に舞い戻るということはないのか、そう思わせる見事な演技だった。
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文●SPREAD編集部