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2020年育成ドラフト3位でオリックス・バファローズに入団した宇田川優希は2022年7月に支配下登録されると、東京ヤクルト・スワローズとの日本シリーズでも大車輪の活躍。4試合に登板し、10奪三振無失点と26年ぶりの日本一をもたらし、侍ジャパンに選出された。
「あまりのスーパースターたち」に日本代表キャンプで臆したという宇田川だが、ダルビッシュ有が企画した「宇田川さんを囲む会」でたちまちチームに溶け込み、SNSには「#宇田川ジャパン」がトレンド入りするまでに。
◆侍ジャパンの“秘密兵器”宇田川優希 育成からオリの26年ぶり日本一に貢献 ダルビッシュの「宇田川会」も話題
■「スプリットは本当に消えるような感じ」とダルビッシュの評価
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マウンドに上がった侍ジャパン、ダルビッシュ有 (C) Getty Images
25日の対福岡ソフトバンク・ホークス戦で実戦初登板。7回表2アウト一、三塁でマウンドに上がると、この回は全球ストレートで三振に切って取り、8回まで回跨ぎで2奪三振無失点とその力を見せつけた。
これにダルビッシュは「まっすぐはキャッチャーの手元でもすごく力があったし、スプリットは本当に消えるような感じだったし、どんどん乗って行ってるなと思いました」と評価。
また、宇田川も「不安な気持ちもあったんですけど、ダルビッシュさんに『まぁ、ポジティブに行こう』と声をかけてもらったので、うまくいくと信じて投げた」と投手陣の精神的支柱に後押しされたと明かした。さらに「力強いストレートも行っていたので、自分のピッチングができると思って、投げられたのでいい収穫でした」と自身の投球にも納得した模様だ。
この投球に2009年世界一メンバーで解説者の谷繁元信も「ピンチを断ち切る力を持っている」と評価した。
果たして“宇田川ジャパン”は、WBC本戦でどんな活躍を見せるのか、期待したい。
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文●SPREAD編集部