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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は6日、阪神タイガースとの侍ジャパン強化試合に「3番DH」で先発出場し、3回表の第2打席、2死一、二塁の場面で阪神・才木の低めフォークを膝をつきながらもフルスイングでバックスクリーンへの3ランを叩き込むと、続く5回裏の第3打席でも右中間スタンドへの3ランを放った。大谷はこの日、3打数2安打6打点と大暴れだった。
◆【実際の映像】MLB公式サイトも驚愕、3ラン連発の比較映像は270万回以上再生
■「なんと!」「ウソだ!」「冗談だろ!」
試合は大谷の2打席連続3ランに加え、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)と吉田正尚(ボストン・レッドソックス)がそれぞれ1打点をマーク。メジャー組の大活躍で侍ジャパンが8-1と快勝した。
試合は日本で行われたため、アメリカでは6日の朝(日本時間7日未明)にその様子が伝えられた。『MLB』公式アカウントは「ショータイムはすでに始まっている」*とつづりながら、大谷の2打席連続弾の動画を投稿。すると、動画は270万の再生数を超え、大きな反響を呼んだ。
またアメリカの週明けの朝に報じられたことから、スポーツ専門メディア『バースツール・スポーツ』が「オオタニが膝をつきながらも420フィート(約128メートル)も飛ばす姿は、朝の始まりにぴったりだ」と紹介した。
一方、体勢を崩しながらも超特大の一発を放った大谷に現地識者たちも驚愕。
“大谷の大ファン”で知られる『FOXスポーツ』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は「な、なんと! ショウヘイはこれ(膝をつきながら)でセンターど真ん中に打った!」と脱帽。WBC専門ポッドキャスト『WBCセントラル』のショーン・スプラドリングは「オオタニはあのスイングでバックスクリーンに運んだのか、冗談だろ」と投稿し、スポーツ専門メディア『ブリーチャー・レポート』も「嘘だ」と叫ぶなど、アメリカのメディアは朝から騒然とした。
*“The Sho has already started.”と題されているが、SPREAD編集部にて「ショータイム」と意訳。
◆大谷翔平、衝撃弾連発後パフォーマンスに米ファンから「カージナルス入り確定」の声
◆メジャー勢8打点快勝にも、大谷翔平から「まだまだ声援が足りない」とファンに注文
文●澤 良憲(YOSHI SAWA)
■ベン・バーランダーも絶句、大谷翔平の驚愕弾
WHAT?! Shohei Ohtani hit THIS out to DEAD CENTER!!
— Ben Verlander (@BenVerlander) March 6, 2023