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8日に開幕が迫ったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に侍ジャパンは6日、阪神タイガースとの壮行試合に臨み、8-1と大勝。
大谷翔平が2打席連続3ランを放つなどの活躍を見せたこの試合は、テレビ朝日系で放送され、個人視聴率は12.9%、世帯視聴率が20.2%(ビデオリサーチ日報、関東地区)を記録した。
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■一気に加速した「侍ジャパン・フィーバー」
過去、WBCで最も視聴率を稼いだのは初開催となった2006年大会の決勝「日本対キューバ」で、個人視聴率23.9%。この年、個人視聴率が10.0%を超えたのは日本戦8試合中4試合で、東京ドームで行われた1次ラウンドの「日本対韓国」は10.3%であった。
2009年大会は1次ラウンド「日本対韓国」が個人視聴率23.0%を記録。この大会では因縁の対決と言われた日韓戦が注目を集め、2次ラウンド「日本対韓国」も21.6%を記録した。
侍ジャパン3連覇を懸けて挑んだ2013年大会は、1次ラウンドから10.0%超えとなったが、2次ラウンド「日本対オランダ」22.1%をピークに、日本の不調から視聴率は伸び悩んだ。準決勝「日本対プエルトリコ」はわずか8.9%だった。
そして前回の2017年大会は2次ラウンド「日本対キューバ」の個人視聴率16.3%が最高と、侍ジャパン人気に陰りが見え始めた。
今回、「侍ジャパン対阪神タイガース」が記録した個人視聴率12.9%は、過去のWBC本戦に匹敵する数字であり、前回の2017年大会の準決勝「日本対アメリカ」の10.0%を上回った。
大谷翔平の名古屋合流から一気に加速した「侍ジャパン・フィーバー」。WBCは8日に開幕し、翌9日には侍ジャパンの初戦「日本対中国」が行われ、TBS系列で放送される。
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文●SPREAD編集部