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野球の世界一決定戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に侍ジャパンは7日、オリックス・バファローズとの壮行試合に臨み、9ー1と開幕前最終戦を勝利で飾った。
■村上、山川が復活の狼煙
試合は、序盤たたみ掛けるように大量得点を重ねた侍ジャパンの快勝だった。
初回、2番の近藤健介が四球を選びチャンスメークすると、1死一塁の場面で3番の大谷翔平がセンター前ヒットを放ち、自身3打席連続安打をマーク。侍ジャパンはこれで1死一、二塁とチャンスを広げると、続く4番吉田正尚の右前安打で近藤がホームに還り、先制点をあげた。
スタジアムがわく中、2死一、二塁で打席に立った6番の村上宗隆が、オリックス東の5球目を強振、左中間へ豪快な3ランを放ち壮行試合6試合目にして待望の一発を放った。
また、試合前まで15打席無安打と調子の上がらなかった山川穂高は4回に大谷の代打として登場すると初安打となる、タイムリー。8回には待望の一発も飛び出し、復調をアピールした。
大谷は前日の阪神戦と併せて壮行試合2試合に出場して4打数3安打、2本塁打6打点2得点1四球、打率.750と最高の仕上がりを見せた。
侍ジャパンは12安打9得点で快勝。9日の初戦に向け、14年ぶりの世界一に向け、この勢いを持ち込む。
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文●SPREAD編集部