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野球世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は15日(日本時間16日)、プールDのドミニカ共和国対プエルトリコ戦が行われ、プエルトリコが5-2で勝利し、準々決勝進出を果たした。大会前から優勝候補筆頭に挙げられていたドミニカ共和国は、まさかのプール敗退となった。
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■年俸40億円男の活躍も虚しく
事前の優勝予想でも2位のアメリカ、3位の日本に差を付けオッズで首位を独走していたドミニカがまさかの敗退だ。
なにしろ一級線のメジャーリーガーをラインナップしたドミニカは、チーム総額年俸が約254億円。アメリカ代表の469億4650万円にこそ及ばないものの、侍ジャパンの148億1600万円を遥かに凌ぐ。
昨季MLBでサイ・ヤング賞を獲得したサンディ・アルカンタラ(マイアミ・マーリンズ)は、まだ年俸630万ドル(約8億5000万円)に留まっているが、2021年本塁打王のブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ・欠場)は年俸1450万ドル(約19億6000万円)、MLBオールスターの本塁打競争で優勝したフアン・ソト(サンディエゴ・パドレス)は年俸2300万ドル(約31億円)。そして30歳で通算283発を誇るマニー・マチャド(パドレス)は大谷と並ぶ年俸3000万ドル(約40億円)だ。
ソトとマチャドのアベック弾で勝利した試合もあったが、アルカンタラが打ち込まれるなど予想外の展開が、敗退の起因だっただろうか。
日本は16日、イタリア代表と対戦。年俸ではもちろん上回るが、果たして年俸通り準決勝へ駒をすすめることができるのか。ドミニカ共和国の例を見ても一発勝負だけに保証はない。
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文●SPREAD編集部