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女子プロゴルフの国内第3戦・Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント(鹿児島県・鹿児島高牧CC / 6419ヤード、パー72)は17日、第1ラウンドを終え、通算7アンダーの首位タイに稲見萌寧、上田桃子、蛭田みな美、1打差6アンダーにアマチュアの馬場咲希がつける伸ばし合いの展開となった。
◆堀琴音が特別な試合の連覇に挑む Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント
■前半は馬場が31、後半は稲見が31
稲見、馬場、前週プロ初優勝を飾った吉本ひかるのペアリングとなった第14組。前半魅せたのは馬場。1番、2番連続バーディでスタート、7番からは3連続バーディを決めて、5アンダー、ノーボギーの31で折り返した。特に9番のスライスラインを読み切ったバーディは、全米女子アマを彷彿させる一打だった。
一方、後半は稲見が魅せた。11番から怒涛の4連続バーディ、16番もバーディとして後半5バーディの31とし、トップをとらえた。吉本も前後半2つずつバーディを奪う安定したゴルフ(通算4アンダー、10位タイ)で、この組3人ともボギーフリーの見事なラウンドとなった。
首位タイの上田、蛭田は、ともに8バーディ、1ボギーの65。蛭田にとっては自己ベストタイとなる会心のゴルフだった。明日2日目も伸ばし合いが予想され、前週に続き、カットラインはアンダーとなる公算が高い。ハイレベルな戦いが繰り広げられそうだ。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。1位タイ / 7アンダー / 稲見萌寧、上田桃子、蛭田みな美4位 / 6アンダー / 馬場咲希5位タイ / 5アンダー / ペ ソンウ(韓国)、勝みなみ、吉田優利、青木瀬令奈、森田遥
なお、ディフェンディングチャンピオンの堀琴音は、通算9オーバーと出遅れた。明日の巻き返しに期待したい。
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文●河野道久