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野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日(日本時間21日)、準決勝の日本対メキシコの試合が行われ、侍ジャパンが9回裏に村上宗隆の2点タイムリーで、劇的な逆転サヨナラ勝ちとした。
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■「最高の形で明日を迎えらえれる」と大谷
9回裏の先頭から逆転の口火を切るツーベースを放った大谷翔平は試合後「最高の形で明日を迎えらえれると思います」と喜びを表現する一方、明日の登板について聞かれると「みんなめいっぱい、身を粉にしてがんばってくれているので、全力で準備したい。まずはそういう展開に持ち込むのが大事かなと思うので、1打席目からしっかりそういう気持ちを持って頑張りたいなと思います」とリリーフでの登板の可能性をにじませた。
大谷は16日に東京ドームで行われたイタリアとの準々決勝に登板。決勝については中5日となるため、先発登板の可能性もあるかと思われたものの、ロサンゼルス・エンゼルスのフィル・ネビン監督は「WBCでの大谷の登板はイタリア戦が最後」と語っていた。
しかし大谷にしてみれば決勝戦の大舞台、勝ちがかかった場面では、自身でも「投げたい」と思うのが人情だろう。果たしてピンチの場面など、僚友マイク・トラウト相手に登板はあるのか。トラウタニ対決は、世界中の野球ファンが待ち望むシーンだろう。
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文●SPREAD編集部