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野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日)、決勝の日本対アメリカ戦が行われ、侍ジャパンが3-2でアメリカを下し、14年ぶり3度目の優勝を成し遂げた。
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■ヌートバー「最高に幸せ」
侍ジャパンのすべての試合で先頭打者として躍動したラーズ・ヌートバーは、この日の試合で快音こそなかったものの、2回1死満塁で回ってきた第2打席、内野ゴロで1点をもぎ取り、逆転に成功した。
ヌートバーは試合後「このチームの一員でいられて本当に光栄。(日本代表加入は)これまでの人生で最良の決断だったと思う。このチームに加わることができ、成し遂げようと思った偉業を達成することができた。(ダルビッシュ)有にも感謝しています。信じられない。最高に幸せだ」とその喜びを爆発させた。
ヌートバーの父、チャーリーさんは日本語でインタビューに応え「すごい、最高。死んでもいい」とその感動を表現した。
母・久美子さんは「(ラーズの金メダルを指差し)こんなのもらっちゃってすごいですよね。日本のファンのみなさん、本当にありがとうございます。地元の東松山のみなさん、ありがとうございます。最初信じられなかったんですけど、みなさんにあたたかく受け入れてもらって最高のチームだったと思います」と興奮覚めやらぬ様子だった。
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文●SPREAD編集部