2013年ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の侍ジャパン・メンバーで、野球解説者の鳥谷敬は23日、都内で行われた「スカパー！プロ野球2023開幕PRイベント」に登壇。14年ぶりとなる世界一奪還について振り返りつつ、今季のプロ野球シーズンを展望した。同イベントにはスカパーの新CMに出演しているお笑いトリオ「ハナコ」の菊田竜大、秋山寛貴、岡部大も登場した。
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■「まっすぐだけに絞る」と佐々木攻略法
鳥谷は「WBCから戻ってきた選手たちがどういう活躍をするのかが楽しみ」とし、今シーズン注目の選手として、パ・リーグ投手の佐々木朗希の名を挙げた。
2013年侍ジャパン・メンバー鳥谷敬 撮影：SPREAD編集部
佐々木は昨季、身体がまだ出来上がっていないと休み休みでの起用だったが「たぶん今シーズンからガッツリとローテーション回ると思いますよ。当然体調不良とかがなければですが、中5日、6日とかで回ってくと思いますね」と予想。さらに、「普通にローテーションが回ったら、（佐々木は今季）15勝くらいはできて、最多勝争いをするようになるのでは」と佐々木の活躍に期待を寄せた。
佐々木のすごさについては「やっぱりあのスピード、常に160キロ超えてるんで、抑えるすごさだけじゃなくて数字的な楽しみ方もあるんじゃないかな。150キロ超えてきたら速い（と感じる）。でも、160キロでもストレートだけだったらそこそこみんな打つと思います。そこに変化球があるからみんな打てない」と脱帽。
「（変化球）を考えながらだと、余計にまっすぐは速く感じる。変化球を振りたくないと思うほど打つポイントを近づけないといけないが、すると真っすぐはポイントが速いので（打ちづらい）。逆に速い球を打とうと思ったら前に行ってしまうんで、変化球を空振りしやすくなる」と佐々木攻略の難しさを語った鳥谷は、自身が現役選手だとしたら「まっすぐだけ（に絞る）。変化球だと思ったらすべて見逃します、当たらないんで」と佐々木の実力を評価した。
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文●SPREAD編集部
