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2013年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパン・メンバーで、野球解説者の鳥谷敬は23日、都内で行われた「スカパー!プロ野球2023開幕PRイベント」に登壇。14年ぶりとなる世界一奪還について振り返りつつ、今季のプロ野球シーズンを展望した。同イベントにはスカパーの新CMに出演しているお笑いトリオ「ハナコ」の菊田竜大、秋山寛貴、岡部大も登場した。
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■パ・リーグはソフトバンク
今シーズンのセパ両リーグの優勝予想を求められると、鳥谷は「一番難しい。引退した人みんなやってるんですけど、みんな外してる(笑)」と戸惑いつつも「パ・リーグはソフトバンクが戦力的にはちょっと抜けてますね。補強も含めて近藤選手だったりとか、ピッチャーもロッテの守護神を獲ったりとか、かなり戦力を(上げている)。整った状態でいければ、ソフトバンクが有利かなと思いますね」とWBCでも活躍した近藤健介の加入で、前後の選手の警戒度が薄くなり活躍の機会が増えることなどを理由に福岡ソフトバンク・ホークス優勝を予想。
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WBC反撃の狼煙を上げたかと思えばリードを広げる一発を見舞う近藤健介 (C) Getty Images
「ほとんどの解説者が多分ソフトバンクと思ってるけど、いろんなシガラミで違う球団を言う人もいる」と内情を暴露し、場内の笑いを誘った。
またセ・リーグの優勝は「阪神と言いたいところですけど、昨年からの流れを見ると、DeNA。(DeNAの)でき次第で、阪神やヤクルトなどほかのチームの順位の変動が起こる」と横浜DeNAベイスターズが主導権を握っているとし、「ピッチャーもだいぶ育ってきましたし、昨年ほとんど外国人選手が活躍してないのに、日本人選手たちだけで2位までいってる。そこに外国人選手がプラスアルファされると、チーム力が結構上がると思うので、ダークホース的な存在になるのでは」と今季からDeNAに加入する、2020年サイヤング賞も受賞じた大物助っ人トレバー・バウアーの活躍で優勝がより近づくのではと予想した。
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文●SPREAD編集部