「ノジマTリーグ 2022-2023シーズン」は26日、代々木第二体育館でプレーオフ女子ファイナルが行われ、木下アビエル神奈川と日本生命レッドエルフが対戦。3－2で木下アビエル神奈川が勝利し優勝を果たした。
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■殊勲の2勝で優勝をもたらす
4番手で登場した木原美悠は森さくらに3－2で勝利すると、ビクトリーマッチでは伊藤美誠に勝利した。チームにプレーオフ初優勝をもたらし、MVPを獲得した。
木原は試合後の会見で、「4年間ずっと優勝したいと思っていたんですけど、チームみんなで相手の対策だったりを話あって、今日こういう結果でよかったなと思いますし、応援してくれたファンの方々に、毎回毎回来てくれた方もいたので、感謝の気持ちでいっぱいです」と悲願の優勝に対してコメント。
伊藤とのビクトリーマッチに対しては、「もし5ゲームとか7ゲームだったら負けていたかもしれない。こういう1ゲームという少ない時間の中で、伊藤選手とは互いに会場の湿気に苦労していたので、その中で勝てたことは嬉しいし、今後の成長につながる」と殊勲の勝利を喜んだ。
今シーズンの自身の成長に対して、「技術とか戦術の部分もちろんあるんですけど、やっぱり気持ちの部分。追い込まれてても最後の1本まで我慢する、というのがこの1年成長できたかなと思います」と分析。
初優勝を飾った木下アビエル神奈川に対しては、「今回はチームのみんなで優勝をつかみたかった。試合前の練習からみんなで相手の戦術や特徴を話し合ったり、お互いに助けあって勝つことができた」と語り、「普段から明るくて、張本選手も毎日ダンスを踊っている。雰囲気がすごくいいチームだと思うし、自分も歌うのが好きだったり、みんな本当に明るい。こういう舞台で雰囲気がよくて決勝ができて良かった」とチームとしての勝利だったと明かした。
木原は2024年のパリ五輪をかけた選考でも早田ひなに次ぐ2位につけている。「今の時点では2位にいますが、今後世界卓球だったり、最後の全日本などで大きく順位が変わっていくと思うので、目標は維持しながらもうひとつ順位を上げたい」と今後についても意欲を述べた。
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文●SPREAD編集部
