【MLB】ダルビッシュ有はWBCとともに初のW世界一達成なるか、パドレスとWS制覇へ勝負の年 今季ナ・リーグの展望 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ダルビッシュ有はWBCとともに初のW世界一達成なるか、パドレスとWS制覇へ勝負の年 今季ナ・リーグの展望

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【MLB】ダルビッシュ有はWBCとともに初のW世界一達成なるか、パドレスとWS制覇へ勝負の年 今季ナ・リーグの展望
【MLB】ダルビッシュ有はWBCとともに初のW世界一達成なるか、パドレスとWS制覇へ勝負の年 今季ナ・リーグの展望 全 1 枚 拡大写真

日本の優勝で幕を閉じたワールド・ベースボール・クラシックWBC)からはや一週間、MLBが30日(日本時間31日)に開幕を迎える。スプリングトレーニングを終えた各チームの戦力を踏まえ、今シーズンの展望に迫ってみたい。

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■東地区 世界一を逃したフィリーズが再び”2強”に迫れるか

ニューヨーク・メッツの千賀滉大(C)ロイター

東地区は、アトランタ・ブレーブスが地区優勝の本命。MLB公式が発表した、今季の30球団パワーランキングではヒューストン・アストロズに次ぐ2位を獲得。先発陣は、最多勝のカイル・ライトが15日間のIL入りとなったものの、サイヤング賞投票2位のマックス・フリードに、若手右腕スペンサー・ストライダーなど、バラエティに富んだ顔ぶれがそろう。抑え候補のライセル・イグレシアスも離脱したが、その穴をカバーできる布陣も抜かりない。打線はロナルド・アクーニャJr.が復活すれば、リーグ屈指の中軸が完成する。

対抗は、ニューヨーク・メッツ。ジェイコブ・デグロム移籍の穴を、ジャスティン・バーランダーで埋める豪華補強を敢行。マックス・シャーザーとの2大看板は圧巻だが、大ベテランへの懸念は拭えない。新加入の千賀滉大にかかる負担は、思いのほか大きくなりそうだ。絶対的守護神エドウィン・ディアスをWBCで失い、史上最高の総年俸を誇る銀河系軍団に暗雲が立ち込めている。

フィラデルフィア・フィリーズはトレイ・ターナーを獲得するも、ブライス・ハーパーがトミー・ジョン手術で前半戦離脱。昨季はワイルドカード枠からワールドシリーズ出場を果たしたが、地区優勝争い3番手の印象は変わらず。若手の台頭著しいマイアミ・マーリンズが台風の目になり得る一方で、ワシントン・ナショナルズは、ほぼ最下位が確定。今後も、苦しい再建期が続くだろう。

■中地区 決め手に欠ける上位陣で抜け出すのは……

WBCでも大活躍を見せた、セントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバー(C)Getty Images

いずれのチームも盤石にはほど遠いが、セントルイス・カージナルスが地区優勝の本命か。打撃陣はポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナドが健在、引退した正捕手ヤディアー・モリーナの後釜に、ウィルソン・コントレラスが加入した。ラーズ・ヌートバーら若手の飛躍にも期待したいところ。投手陣に不安要素が大きく、先発1番手のアダム・ウェインライトが故障で離脱、マイルズ・マイコラスが開幕投手を務めることに。

対抗は、ミルウォーキー・ブルワーズ。昨季は守護神ジョシュ・ヘイダーを放出後に低迷し、プレーオフ進出を逃した。エースのコービン・バーンズが、オフの年俸調停で球団に対する不満を漏らすなど、チーム全体に不穏な空気が漂っているのが気がかり。シカゴ・カブスは、球界屈指の遊撃手ダンズビー・スワンソンが加入するも、戦力の底上げは不十分。鈴木誠也にかかる期待は大きいだろう。シンシナティ・レッズは再建期のため、上位進出は厳しい1年に。剛腕ハンター・グリーンの2年目を楽しみに見守りたい。ピッツバーグ・パイレーツは2年連続100敗を喫しており、こちらも最下位候補。アンドリュー・マカッチェンのチーム復帰が明るい話題となっている。

カブスの鈴木誠也(C)Getty Images

■西地区 ドジャースとパドレスの一騎打ち

大型補強を敢行した、サンディエゴ・パドレスが地区優勝の本命。マニー・マチャドと契約延長、ザンダー・ボガーツ加入とオフシーズンも話題の中心だった。薬物陽性反応による出場停止から復帰する、フェルナンド・タティースJr.も好調で打線はリーグ随一。投手陣は、ジョー・マスグローブが親指骨折、ダルビッシュ有が調整遅れと不安要素もあるが、ブルペンの層も厚いため乗り切れるだろう。

対抗はもちろん、ロサンゼルス・ドジャース。トレイ・ターナーが抜けた穴は大きいが、依然としてパドレスに引けを取らない打線を誇る。投手陣では、クレイトン・カーショー、フリオ・ウリアスが健在。新加入ノア・シンダーガードが、トニー・ゴンソリンの出遅れをカバーできるか。サンフランシスコ・ジャイアンツはオフの補強がうまくいかず、カルロス・ロドンも移籍と苦戦は避けられない。若手の成長が著しいアリゾナ・ダイヤモンドバックスが上位をかき回す存在になれば、面白いだろう。新人王候補のコービン・キャロルにも要注目だ。投手陣がまったく整わないコロラド・ロッキーズは、厳しい1年が予想される。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》

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