【MLB】サイ・ヤング賞豪腕デグロムとの比較で思い知る、投手・大谷翔平の”ギアチェンジ”力 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】サイ・ヤング賞豪腕デグロムとの比較で思い知る、投手・大谷翔平の”ギアチェンジ”力

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【MLB】サイ・ヤング賞豪腕デグロムとの比較で思い知る、投手・大谷翔平の”ギアチェンジ”力
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「ギアを上げる」

野球中継で、誰もが耳にするフレーズではないだろうか。

支配的な投球ができる実力派のみに与えられた”切り札”。相手チームの主砲と対峙したとき、ピンチのとき、ここぞという場面で一段上のパフォーマンスを発揮する際の形容句だ。

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■「二刀流」を支える大谷翔平の”ギアチェンジ”

(C) MLB

「Baseball Savant」で大谷の投球データを見ると、まず目を引くのが球種の多さ。そして、状況によって球速に”緩急”をつけていることも把握できる。5日(日本時間6日)に行われたシアトル・マリナーズ戦では6回1失点と結果を残すも、6四死球を与え、随所でランナーを背負う厳しい展開だった。こうした調子の波が顕著であっても乗り切れる、引き出しの多さこそが大谷の強みであり、窮地で本領を発揮する”ギアチェンジ”だ。

(C) MLB

一方、今季ニューヨーク・メッツからテキサス・レンジャーズに移籍、世界最強右腕と称されるジェイコブ・デグロムのようなタイプも存在する。球種が少なく、立ち上がりから降板まで球速にも殆んど変化がない。静まり返った凪のように一定のリズムを刻み続け、ピンチを背負っても変わらず、淡々と打者を打ち取っていく。同じ超一流投手でも、この違い。だからこそ、ピッチングは奥深い。

大谷は、2021年にはカットボール、昨季終盤からはツーシームといった具合に、その豊富な引き出しをさらに増やしている。投球負担軽減のためにフォーシームを減らし、スライダー中心の配球へ切り替えるなど、その飽くなき探求心が二刀流という前人未到の旅路を支えているのだ。

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