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第83回桜花賞(GI、芝1600m)が行われる阪神競馬場の馬場情報が9日、JRAより発表された。阪神は芝・ダートともに「稍重」のスタート。芝のクッション値は「9.4/標準」、芝の含水率はゴール前10.8%、4コーナー9.9%。
前日、芝のクッション値「9.0/標準」、含水率ゴール前12.3%、4コーナー12.1%より回復した。
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■土曜阪神芝は「イン+前」有利
桜花賞と同コースで行われた土曜阪神11R・阪神牝馬S(サウンドビバーチェ)は稍重・1分33秒9。昨年(メイショウミモザ)は良・1分32秒8、2021年(デゼル)も良・1分32秒0。過去2年と比較すると時計を要したが、今年は前半800m48秒0と例年より1秒以上ペースが遅く、限りなく「良」に近い馬場コンディションと言える。
木・金曜の大雨の影響で土曜阪神芝は重のスタートだったが、午後には稍重へ回復。日曜も晴れの予報で、馬場は急速に乾いている。
なお、今週から阪神芝はA→Bコース替わり。土曜阪神芝5鞍のうち2枠が最多2勝3着1回で、1枠も1勝2着1回と、内枠有利の傾向が見られた。
阪神牝馬Sでは、2番手追走の6番人気サウンドビバーチェが押し切り、2着に上がったのも3番手追走の10番人気サブライムアンセル。本番・桜花賞も「イン+前」に警戒したい。
9日午前に計測された阪神芝・ダートの含水率、芝のクッション値は以下のとおり。
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2023年桜花賞(4月9日)
含水率┗ゴール前=芝10.8%|ダ9.9%┗4コーナー=芝9.9%|ダ10.6%芝のクッション値=9.4[標準]
2022年桜花賞(4月10日)
含水率┗ゴール前=芝10.2%|ダ1.7%┗4コーナー=芝10.5%|ダ1.9%芝のクッション値=10.0[やや硬め-標準]
2021年桜花賞(4月11日)
含水率┗ゴール前=芝9.8%|ダ3.1%┗4コーナー=芝9.7%|ダ4.2%芝のクッション値=9.9[標準]
文●SPREAD編集部