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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は9日(日本時間10日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に「3番DH」で先発出場。花巻東高校の先輩・菊池雄星から3号2ランを放つなど5打数2安打1本塁打2打点3得点1四球の活躍を見せた。
◆【実際の映像】大谷翔平、“先輩”菊池雄星から5試合ぶり3号アーチで初兜
■菊池から通算3本目、今季本拠地初アーチ
ブルージェイズの先発は菊池雄星。大谷との“花巻東対決”に注目は集まった。
大谷は3点リードで迎えた3回1死の第2打席、菊池の4球目のスライダーを強振。打球は角度23度の低空飛行で左中間スタンドへ一直線、マイク・トラウトをホームに還す今季3号2ランとした。5試合ぶりの一発は、飛距離397フィート(約121メートル)、打球速度108.6マイル(約175キロ)の豪快弾だった。
その後、エンゼルスはまたもブルペン陣が総崩れ、6回にマット・チャプマンから満塁弾を浴び、続く7回にも4失点とわずか2回で10点を失った。
しかしエンゼルス打線も粘りをみせた。6-10で迎えた8回、ドルーリーが今季1号で1点を返すと9回裏には先頭アーシュラが中前打で出塁、その後大谷が四球を選ぶなど連続四死球で2死満塁から押し出し。さらにはレンフローの適時二塁打で10-10の同点とし、試合は延長戦に突入した。
だが、ここでもストッパー候補のエステベスがキーアマイヤー、スプリンガーに適時打を許し10回表に2失点。エンゼルスはその裏、2死満塁でトラウトが四球を選び12-11。サヨナラのビッグチャンスを迎えた大谷の第6打席だったが、惜しくも二ゴロに倒れ、エンゼルスは乱打戦を12-11で落とし、今シーズンで初めて負け越しでカードを終えた。
大谷はこの日5打数2安打1本塁打2打点で打率は.333となった。
◆【実際の映像】大谷翔平の“初兜”でエンゼルス・ベンチも大盛りあがり
◆大谷翔平、“先輩”菊池雄星から5試合ぶり3号アーチで初兜 現地実況も「なんてショットだ」と驚愕
◆大谷翔平を超える“二刀流”現る 同一試合でサイクル安打とノーヒットノーラン達成
文●SPREAD編集部