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ミネソタ・ツインズの前田健太は10日(日本時間11日)、本拠地ターゲット・フィールドでのホワイトソックス戦で先発登板。復帰後はじめて6回、83球を投げきったが、4失点で初勝利とはならなかった。
◆【実際の映像】“ピッチングニンジャ”も驚愕 復活の前田健太が見せた146キロ・ストレートと132キロ・スライダーの落差
■無四球と前田らしい投球も
前田は3回まで要所要所を締めるピッチング。しかし1点を先制してもらった4回表、1死一、二塁のピンチを迎えると6番ヤスマニ・グランダルにタイムリーを許し同点。さらに一、三塁で7番ハンサー・アルベルトに真ん中に入ったスライダーを捉えられ3ランを献上。それでも前田は後続を断ち6回まで83球を投げぬいた。
MLB通算60勝となる復帰後初勝利とはならなかったが「ここからちょっとずつ慣れて行きながら、状態をもうちょっと上げていければなと思います」と術後の感覚と次につながる収穫も口にした。
6安打されながら無四球と前田らしい投球も披露。コーナーに投げ分けながら、図のダイアグラム通り、真ん中に入ったスライダーとストレートを長打されている。トミー・ジョン手術後、どこまでこの感覚を微調整できるかは今後の課題だろう。
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文●SPREAD編集部