【Bリーグ】群馬クレインサンダーズ新本拠地オープンハウスアリーナ太田の実力は日本のバスケを変えるか 後編 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【Bリーグ】群馬クレインサンダーズ新本拠地オープンハウスアリーナ太田の実力は日本のバスケを変えるか 後編

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【Bリーグ】群馬クレインサンダーズ新本拠地オープンハウスアリーナ太田の実力は日本のバスケを変えるか 後編
【Bリーグ】群馬クレインサンダーズ新本拠地オープンハウスアリーナ太田の実力は日本のバスケを変えるか 後編 全 1 枚 拡大写真

OPEN HOUSE ARENA OTAオープンハウスアリーナ太田)」(オプアリ)が15日、ついにオープンした。

◆【前編】群馬クレインサンダーズ新本拠地オープンハウスアリーナ太田の実力は日本のバスケを変えるか

■「イメージ通りのものができ上がった」とGM

 株式会社オープンハウスグループの常務執行役員で、群馬クレインサンダーズの吉田真太郎GMは「予算がある中で、優先順位を決めて(設計を)行なった。どういうアリーナがベストかすごく勉強して視察を行い、イメージ通りのものができ上がった」と胸を張った。

自慢のビジョンは写真中チーム・ロゴの部分まで伸長可能 撮影:SPREAD編集部

目指したのはもちろんNBAのアリーナ。例えば、「ビジョンであればシカゴ・ブルズのユナイテッド・センターに近い。 NBAは総工費が2000億円などと比べものにならないほどの規模感ではあるが(ビジョンや演出面など)様々な部分を参考にした」ことを明かした。

当初、オープンは翌週の予定だったが、急遽前倒しし今節からの開催に至った。その裏には「オープンハウスグループの企業理念でもあるが、とにかくスピードを意識せよということがある。モタモタしていると逆に2倍3倍の時間がかかってしまう。ビジネスの鉄則だ」と吉田GMは語っていた。ギリギリのところまでスケジュールを詰める作業を行ない、4試合の開催から変更し6試合行うと決定した。

「私も腹をくくってこの日を迎えることになった。そこからはまたすごく緊張感のある状態だった」と試合を前に吉田GMはホッとした表情も見せていた。各所スタッフもオープン直前は眠れないほど時間に追われる日々だったという。クラブやオープンハウス、太田市など連携し一丸となってこぎつけたオープンだった。

■オープン初日には5,262人

オープン初日には5,262人の観衆が詰めかけた。吉田GMは「オープンハウスがM&Aすると決まり、初めて観に来た試合は観客が150人くらいしかいなかった。いや、もうすごい」と感慨深げだった。

 沖縄アリーナに続き開業した新アリーナ。島田慎二チェアマンは、「地方都市に誕生したモデルアリーナになるはず。(ソフトウェア面では)小さい体育館から規模感が代わり、導線やお客様をお迎えする点で想定していたことと異なり修正が必要なこともあるだろう」と改善点、課題もあることを指摘した。

フロアから見上げたビジョン 大きさを実感できる 撮影:SPREAD編集部

群馬は、15、16日に行われた宇都宮ブレックス戦に続き、次週22、23日に行われる千葉ジェッツ戦、さらに29、30日のファイティングイーグルス名古屋戦までを含む6試合を「THE FIRST 6GAMES」と題して盛り上げている。「THE FIRST 6GAMES」の限定グッズとして、オプアリTIP OFFパーカー、Tシャツ、タオルなども販売されていたが、一つ一つの興行を経ながら浮き彫りになる課題点に都度向き合いながら解消していくことだろう。まだオープンハウスアリーナ太田はオープンしたばかり、特有のスモールアリーナ、ビックビジョンなどを武器に、どんな聖地へと変化していくのか注目である。吉田GMは学生バスケの誘致も積極的に行なっていることを明かした。  阿久沢社長はオープンハウスアリーナ太田の完成を、「画期的なことだと思うし、県民の皆さんはじめ関東一連の皆さんが気楽に来られる場所、そしてバスケットボールを見て楽しめる空間として定着していけたらいい。場内に入るとすぐ感じるものがたくさんあると思う。それは音であり光であり、バスケットボールそのものであると思う」と期待感を示した。その上で、当面は「我々はここに来ていただくというのが一番の課題。 とにかく一度見てくださいと日々営業している。まずとにかく見に来ていただきたい」と力を込めた。

太田の新名所となり、多くの群馬の子供たちが足を運ぶ会場となり、将来、Bリーガーを、群馬クレインサンダーズの選手になることを夢見るきっかけの場所となることを期待したい。

◆【前編】群馬クレインサンダーズ新本拠地オープンハウスアリーナ太田の実力は日本のバスケを変えるか

◆「オープンハウスアリーナ太田」こけら落とし、群馬クレインサンダーズ快勝 「非日常空間がファンの生活になるよう」と指揮官も感嘆

◆五十嵐圭、群馬クレインサンダーズ電撃移籍の真相を語る Bリーグ優勝の夢を叶えるため

■著者プロフィール

木村英里(きむら・えり)●フリーアナウンサー、バスケットボール専門のWEBマガジン『balltrip MAGAZINE』副編集長

テレビ静岡・WOWOWを経てフリーアナウンサーに。現在は、ラジオDJ、司会、ナレーション、ライターとしても活動中。WOWOWアナウンサー時代、2014年には錦織圭選手全米オープン準優勝を現地から生中継。他NBA、リーガエスパニョーラ、EURO2012、全英オープンテニス、全米オープンテニスなどを担当。

《SPREAD》

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