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八村塁がついに覚醒か。
NBAプレーオフは16日(日本時間17日)、ウェスタン・カンファレンスのプレーインを勝ち抜いたロサンゼルス・レイカーズと第2シードのメンフィス・グリズリーズとが対戦、128-112でレイカーズが勝利し、1回戦の初戦をものにした。
◆【実際の映像】八村塁のチーム・トップの活躍を報じるNBA公式
■相手ベンチ得点をひとりで上回る
この試合、ベンチスタートとなった八村塁が大爆発。第1クォーター6分30秒から投入されると前半は8得点。第3クォーターには要所で3ポイントシュートを決めるなど、全14本中11本のフィールドゴールを決めFG成功率78.6%。3ポイントは6本中5本を決め、29分出場で29得点6リバウンドだった。
レイカーズは、オースティン・リーブスが23得点、アンソニー・デイビスが22得点、レブロン・ジェームズが21得点の働きながら、八村はチーム最多得点を記録。これこそがドラフト1位指名選手に期待された活躍だろう。
八村がプレーオフに出場するのは2021年ワシントン・ウィザーズでの1回戦、対フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦以来。その第4戦では20得点、第5戦21得点、ここでチームは敗退したものの大舞台で気を吐いた。その2試合からこの試合まで続けてプレーオフ3試合連続20得点以上を記録。ウィザーズからの放出を古巣に後悔させるからのような躍動だった。
なにしろグリズリーズのベンチ・メンバー全得点は24。八村はひとりでこれを上回った。これにはジェームズも「彼がどんなタイプか知っている。彼は(偉大な)選手になることができる。我々の目標を達成するためには、彼がその大きな役割を担う必要がある」と期待を隠さなかった。
果たして八村は、このプレーオフで覚醒、NBA入りから見込まれた真価を発揮しレイカーズをけん引することができるのか。チーム残留に向けても非常に重要な試合が続く。
◆【実際の映像】八村塁のチーム・トップの活躍を報じるNBA公式
◆レブロン・ジェームズが成し遂げた通算最多得点記録のすごさ 八村塁を例に考える
◆3度目の日本人対決で八村塁はスタメン起用となるのか… 電撃トレードから地元記者がその活躍を予想
文●SPREAD編集部
RUI. HACHIMURA.
29 PTS, 6 REB, 5 3PM, 11/14 FG 🔥
Lakers take Game 1 in Memphis. pic.twitter.com/kocNoHj1X1
— NBA (@NBA) April 16, 2023