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ここまで8勝6敗の2位・埼玉西武ライオンズが、9勝3敗の首位の福岡ソフトバンクホークスを迎え撃つ2連戦。
18日の第1戦は、西武にとって5年ぶりの東京ドームでの主催試合となる(19日の2戦目はベルーナドーム)。前回、宮崎、鹿児島で行われた2連戦は1勝1敗だったが、果たして今カードではどうなるか。両チームの「セカンド」に注目したい。
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■今季好調の外崎が昨季の借りを返すか
西武の二塁手は、外崎修汰。
“山賊打線”の一員として2018年、19年のリーグ連覇に貢献した実力者だが、20年以降は打撃成績が下降線を辿り、昨季は132試合に出場して自身3年ぶりの2ケタ本塁打となる12本のアーチを放ったが、打率は.215と低迷した。
だが今季、開幕戦でいきなり猛打賞をマークすると、先週は2本のホームランを放ち、ここまで打率.273、2本塁打、6打点。不動の3番打者として存在感を見せている。前回のソフトバンク2連戦は欠場。昨季のソフトバンク戦で打率.138と抑え込まれた借りを、今回の2連戦で返す。
■牧原大成の安打量産に期待
一方、ソフトバンクの二塁手は、牧原大成だ。
育成ドラフト5位入団から2年目の2012年に支配下登録。一歩ずつ進化を遂げ、故障も乗り越えた末、昨季は自己最多の120試合に出場して打率.301、6本塁打、42打点をマークした。迎えた今季は開幕から正二塁手として全試合にスタメン出場し、ここまで打率.298、4打点の成績を残している。
前回の西武2連戦は5打数無安打だったが、昨季の西武戦は打率.348の好相性。今カードでの安打量産に期待だ。
大卒9年目の外崎と高卒13年目の牧原。ともに内外野をこなす万能性も魅力だが、今季の守備位置は二塁。そして、ともに1992年生まれの30歳。“同学年のセカンド対決”に注目したい。
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提供●Baseball Times