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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は18日(日本時間19日)、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「2番DH」で先発出場。初回第1打席に先制の2ランを放つ活躍をみせた。
◆【実際の映像】大谷翔平、アーロン・ジャッジも見送るだけ 今季4号先制2ランは188キロ高速弾
■MLB公式も「大谷 vs. ジャッジ」の特集
この日はベーブ・ルースが球場第1号を放った旧ヤンキー・スタジアムの開場100周年のセレモニーが行われ、ニューヨーカーにとっても特別な試合となった。
これに先駆けMLB公式サイトは「大谷 vs. ジャッジ」の3連戦として、見どころを特集した。2021年のMVP大谷と22年のジャッジの初顔合わせとあっては、メディアも盛り上がらざるを得ない。
だが、特集では見どころとして、レポーターたちこぞって大谷をフィーチャー。その心は「アーロン・ジャッジが毎年62本を放つなら別だが、大谷を毎日観戦するのはエキサイティング」とのこと。実際に、初戦では大谷が躍動。
初回無死二塁で迎えた第1打席、大谷は相手先発クラーク・シュミットが投じた3球目のスウィーパーを強振、打球は速度116.7マイル(約188キロ)、飛距離391フィート(約119メートル)を記録。今季ヤンキー・スタジアムでの初打席、最初のストライクを叩いての弾丸ホームランだった。大谷は3打数1安打2打点で打率は.300。試合はエンゼルスが5-2で勝利。MVP対決の初戦は、大谷が制したかたちだ。
本拠地の100周年記念試合で、ビジター・チームに記念ホームランを打たれたニューヨーカーたちの心境は複雑だった。中には「大谷がはやくピンストライプのユニフォームを身に着け、毎日ヤンキー・スタジアムで活躍すれば問題ない」とSNSへ投稿するファンまで現れる始末。
もっとも名門ヤンキースも、ジャッジも残り試合で黙っているとは考えにくい。明日以降、ヤンキース・ファンの歓喜となるのか、それともこの日と同じため息か。その鍵は、大谷の打棒が握っているのかもしれない。
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文●SPREAD編集部