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女子ゴルフの国内第8戦・フジサンケイレディスクラシック(静岡県・川奈ホテルゴルフコース 富士コース / 6457ヤード、パー71)は22日、第2ラウンドを行い、ルーキーの神谷そらが5バーディ、2ボギーの68で回り、通算6アンダーの単独首位に立った。1打差の5アンダーにディフェンディング・チャンピオンの高橋彩華がつけた。
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■神谷の初優勝か、高橋の連覇か
この日も多くの選手が高麗グリーンにてこずり、スコアが伸び悩むなか、ひとり次元の違うゴルフを見せたのが、1オーバー31位タイで出た高橋だ。
前半3バーディ、1ボギー、後半4バーディ、ノーボギーの65。この日のベストスコアで、通算5アンダーまで伸ばし、クラブハウスリーダーとして後続を待つ形となった。
一方、首位と1打差3アンダーの3位タイで出た神谷は、2番でボギーが先行したものの、4番パー5でアプローチをベタピンに寄せ、難なくバーディ。8番、ピン奥2メートルからの下りのスライスラインを強めに打ってバーディとし、2バーディ、1ボギーで折り返す。
後半10番パー3で、約8メートルの下りのフックラインを読み切って、幸先よくバーディ。さらに12番で、約2メートルのフックラインを沈め単独首位に立つ。15番はボギーとしたが、続く16番パー5でバウンスバックし、再びトップに立つと、難しい17番、18番でパーをセーブし、単時首位を守って2日目を終えた。
神谷が初優勝を飾るか、高橋が連覇を達成するか、それとも後藤未有、野澤真央、安田祐香らが逆転で初優勝をもぎ取るか。難コースの川奈だけに明日、何が起きてもおかしくない。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位 / 6アンダー / 神谷そら2位 / 5アンダー / 高橋彩華3位タイ / 3アンダー / 新垣比菜、岩井千怜、後藤未有6位タイ / 2アンダー / 野澤真央、上田桃子、安田祐香
ささきしょうこは1アンダー9位タイ、鈴木愛はイーブンパー16位タイ、吉田優利、岩井明愛、金田久美子、小祝さくらは1オーバー23位タイにつけている。
なお、有力選手のうち、菅沼菜々、青木瀬令奈、穴井詩、原英莉花、川﨑春花、藤田さいき、申ジエ(韓国)は予選落ちとなった。
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文●河野道久