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ボストン・レッドソックスの吉田正尚が24日(日本時間25日)、敵地でのボルチモア・オリオールズ戦に「4番左翼」で先発出場し、3打数3安打1四球だった。
これで5試合連続安打(3試合連続マルチ安打)となり、打率も.265に急上昇。試合は4-5で敗れた。
◆【実際の映像】吉田正尚、前日からの5打席連続安打は左翼線への痛打
■「逆方向への打撃」が奏功
前日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で1イニング2本塁打の離れ業をやってのけた吉田。この日も勢いは止まらず、第1、第2打席で中前打、第3打席は左前打を放った。第4打席は四球を選び、出塁。試合には敗れたものの、吉田自身は渡米後初の3安打をマークし、打率も.265に急上昇した。
連日の活躍に対し、地元放送局「NESN」は「吉田は24時間前のミルウォーキー・ブリュワーズ戦で1イニングに2本の本塁打を放った後、打席でもっとも燃えている状態を保っている」と記し、好調ぶりを伝えた。
また、地元メディア「MASS LIVE」のクリス・コティロ記者も第4打席を見届けると「吉田は今夜、4回(安打、安打、安打、四球)出塁したことになる」とツイートし、称賛した。
吉田は試合後、「しっかりコンタクトできていると思う。追い込まれてからも反対方向を意識できている。1打席目もしっかりいい感じで左中間に打てた」と納得の表情。前日には「両目でボールを見ることを意識している。タイミングも取りやすくなった」と話し、少しオープンスタンスに構えるなどフォームに微調整を加えていることを明かしていた。
試行錯誤を繰り返し、メジャーにアシストし始めた吉田。WBC打点王の底力に期待が集まっている。
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文●SPREAD編集部