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トロント・ブルージェイズの菊池雄星は26日(日本時間27日)、本拠地でシカゴ・ホワイトソックス戦に先発登板、6回途中まで投げ8奪三振無失点の好投をみせ、開幕から無傷の4連勝を飾った。
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■四球激減で防御率も向上
菊池は今季、完全なモデルチェンジを果たした。何よりも安定した制球が目立つ。
この日も4回までわずか2安打無四球に抑える安定したピッチング。5回に一死一、二塁とピンチを招くが、後続をライトフライ、空振り三振と簡単に切り抜けた。6回二死を取ったところでマウンドを譲ったものの5回2/3を投げ4安打8奪三振1四球の無失点投球。89球のうちストライク60球と制球が光った。
これにはピッチング・ニンジャのロブ・フリードマン氏も絶賛。「菊池のエグいスライダー」と投稿、奪三振後自ら手を叩く菊池の映像に「拍手に値する」とコメントした。
菊池は昨季、100回2/3を投げ58個の四球を与えているが、今季は27回を投げわずか6個。四球を半分以下に減らしている計算になる。これまで傷口を広げていた弱点を修正。これまでのメジャー4シーズンで防御率5点台を3度記録、4点未満は一度もなかったが、今季の好投により、メジャー通算防御率を4.91まで下げている。
今季の防御率は3.00。これで5勝を挙げているミネソタ・ツインズ、ジョー・ライアンに続き、ハーラー4位タイにつけた。
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文●SPREAD編集部
Yusei Kikuchi, Nasty 88mph Slider. 😨
8th K and gives himself a much-deserved round of applause. 👏👏👏 pic.twitter.com/sOH7GXmXa3
— Rob Friedman (@PitchingNinja) April 26, 2023