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東京ドームでの巨人対広島の3連戦。ここまで9勝13敗の5位の巨人は、0-15の歴史的大敗を喫した27日の阪神戦から切り替えられるか。対する広島はここまで11勝10敗で、4月を貯金生活で終えたいところ。
前回4月7日からのマツダスタジアムでの3連戦では広島が3連勝を飾ったが、今カードでは果たしてどうなるか。
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■秋広、本拠地でプロ初アーチなるか
巨人での注目は、高卒3年目の20歳・秋広優人だ。身長2メートル超の期待の大器。キャンプから注目を集めた中で、4月22日のヤクルト戦(神宮)でプロ初スタメンを果たしてプロ初安打、初打点を記録し、翌23日には2安打2打点と活躍。
ここまで4試合に出場して打率.444(9打数4安打)で3打点をマークしている。1軍デビューは2021年だが、この時はバンテリンドームでの1試合のみ。今カードで待望の本拠地デビューを果たすとともに、本拠地ファンの前でのプロ初本塁打を期待したい。
■秋山は前回の巨人戦で打率.400
一方、広島で注目したいのは、日本球界復帰2年目の35歳・秋山翔吾だ。昨季は6月の加入から44試合で打率.265、5本塁打、26打点をマーク。迎えた今季は、開幕から絶好調で、ここまで21試合に出場して打率.392、1本塁打、10打点。前回の巨人3連戦でも10打数4安打の打率.400をマークした。現時点で打率リーグトップはDeNAの宮﨑敏郎(打率.458)だが、リーグ2位の秋山も首位打者に相応しいバッティングを続けている。
年の差15歳の「秋広 vs. 秋山」。どちらのバットが快音を響かせてチームに勢いを与えるか。若い秋広が自らの才能を見せつけるのか。それともベテラン・秋山が貫禄を見せるのか。GWに突入する中での“秋対決”に注目したい。
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提供●Baseball Times