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女子ゴルフの国内第9戦・パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント(千葉県・浜野ゴルフクラブ/6656ヤード、パー72)は29日、第2ラウンドが行われ、穴井詩が7バーディ、1ボギーの66で回り、通算9アンダーの単独首位に浮上した。1打差8アンダー2位に川岸史果、2打差7アンダー3位タイに木戸愛、永峰咲希がつけた。
◆吉田弓美子、川岸史果が首位タイ発進、4打差以内のアンダーパーに39人 パナソニックオープンレディース初日
■パット好調の穴井が6つ伸ばし最終日へ
前半は強い風で上位陣のスコアが伸びず、後半に入って試合が動き出した。
首位と2打差3アンダー6位タイで出た穴井は、前半2バーディ、ノーボギー。2つ伸ばし後半に入ると、幸先よく10番でバーディ、11番でこの日唯一のボギーが来たものの、12番、13番連続バーディで、単独首位に立つ。15番、16番でも伸ばし、単独首位を守って2日目を終えた。
飛ばし屋で知られる穴井だが、今季ここまでパーオン率が2位と劇的に改善。加えてこの日はパットが絶妙だった。ヤマハレディース以来の今季2勝目が目前に迫った。
一方、5アンダー首位タイで出た川岸は、スタートから3連続ボギーとつまずく。6番、7番連続バーディで盛り返すかと思われたが、8番パー5でまたしてもボギーをたたき、前半2バーディ、4ボギーと2つ落としてバックナインへ向かう。
ところが、後半に入って一変。11番バーディの後、12番パー5で会心のイーグルを決めると、14番もバーディとし、最終18番パー5もグリーン奥カラーから2パットのバーディ。後半1イーグル、3バーディと5つ伸ばし、トップと1打差までカムバックした。
また、この日素晴らしいゴルフを見せたのが木戸だ。4バーディ、ノーボギーの68、ボギーフリーで回った選手はたった2人しかいなかった。木戸もまた2012年サマンサタバサ以来、11年振りの2勝目を目指して最終日に臨む。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位 / 9アンダー / 穴井詩2位 / 8アンダー / 川岸史果3位タイ / 7アンダー / 木戸愛、永峰咲希5位 / 5アンダー / 新海美優6位タイ / 4アンダー / 藤田さいき、大出瑞月、仁井優花、神谷そら
吉本ひかる、岩井千怜は3アンダー10位タイ。原英莉花、金田久美子は2アンダー14位タイ。ささきしょうこ、高橋彩華は1アンダー19位タイ。山下美夢有、岩井明愛、吉田優利、山内日菜子はイーブンパー25位タイにつけている。
有力選手のうち、安田祐香、金澤志奈、小祝さくら、稲見萌寧、青木瀬令奈、渡邉彩香は予選落ちとなった。なお、ディフェンディング・チャンピオン西郷真央は第2ラウンド開始前、野澤真央は同9番終了後、吉田弓美子は同4番終了後に棄権した。
◆岩井千怜、安田祐香が前週のリベンジに挑む パナソニックオープンレディース
◆渋野日向子が「天敵」攻略へ ポアナ芝グリーンと相性最悪もパット向上から活躍の可能性あり
◆蟬川泰河が狙う新人「2勝目」 1イーグル4バーディ2ボギーの”タイガ”チャージで射程圏内
文●河野道久