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「RIZIN.42」は6日、東京・有明アリーナで開催され、第13試合「朝倉海 vs. 元谷友貴」は、朝倉が3ラウンドTKO勝利を収めた。
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■「やっとここに帰ってきました!」
元RIZINバンタム級王者・朝倉が、492日ぶりの復帰戦を制した。
試合は開始から両者、積極的に前に出る展開。朝倉は打点の高いキックで仕掛ける中、元谷は寝技勝負に持ち込もうとする。元谷のキックに対し蹴りで応戦するなど冷静な試合運びを見せる朝倉優位で第1ラウンド終了。
続く第2ラウンドになると朝倉が徐々に出て圧力をかける。それでも、元谷が何度も勝負を仕掛けるなど一進一退。しかし、終盤に朝倉がジャブでダメージを与えると、第3ラウンドにはコーナーで繰り出した強烈なヒザ蹴りがカウンター気味に着弾。元谷を一発でマットに沈めた。
試合後、マイクを向けられた朝倉は「やっとここに帰ってきました!」と開口一番。「皆さんに支えられて踏ん張ることができました」と感謝の言葉を述べ、最後に「次はアーチュレッタをぶっ飛ばします」と、元ベラトール王者狩りを宣言した。
朝倉は2021年大晦日大会「バンタム級トーナメント」準決勝の瀧澤謙太戦で右の拳を負傷、決勝の扇久保博正戦に敗れた後、長期離脱。約1年5カ月ぶりの復帰戦で白星発進した。
朝倉はこの後、同日、井上直樹を判定(3-0)で下した元Bellatorバンタム級王者フアン・アーチュレッタと、今年7月末の大会でバンタム級王者のベルトを掛けた決戦に臨む。
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文●SPREAD編集部