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オークランド・アスレチックスの藤浪晋太郎は12日(日本時間13日)、本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦で、延長10回表に7番手としてマウンドに上がり、2/3回を無失点の好投。チームが逆転サヨナラ勝ちを果たし、嬉しいメジャー初勝利が転がり込んだ。
◆【実際の動画】笑顔で歓喜の輪に加わる藤浪晋太郎、主砲ルッカーがキャリア初サヨナラ打
■荒れ球も、好救援で掴んだ貴重な初白星
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5月13日の藤浪晋太郎・投球データ(C)MLB
藤浪は2点ビハインドの延長10回表1死に、7番手で登板。課題の制球難も顔を覗かせたが、ロビー・グロスマンから見逃し三振を奪うなど、無安打無失点の好投を見せた。
アスレチックスは10回裏、エステウリー・ルイーズの適時打で1点差に迫ると、主砲ブレント・ルッカーが3ランを放って逆転サヨナラ勝ち。昨季オフにウェーバー経由で加入したルッカーは現在、MLBトップのOPS.1,101をマーク。低迷するチームの数少ない“希望”が、藤浪に嬉しい初白星をもたらした。
ここまでアスレチックスは9勝31敗と、ア・リーグ西地区でダントツの最下位。ラスベガスへのチーム移転が現実的で、観客数も激減。選手、関係者ともモチベーション維持が難しい中で試合を続けている。藤浪も開幕から結果が残せず、リリーフへ配置転換となったが、この1勝を先発復帰への足がかりにしたいところだ。
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文●SPREAD編集部
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— Oakland A's (@Athletics) May 13, 2023