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北海道日本ハム・ファイターズ対福岡ソフトバンク・ホークスの3連戦が、エスコンフィールドで行われる。
日本ハムは、ここまで19勝23敗のパ・リーグ4位。一方のソフトバンクは、20勝16敗2分けの2位。今季の対戦成績はソフトバンクが5勝3敗と勝ち越している。
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■“好相性”同士の直接対決
日本ハムは、今カードでの先発が予想されるプロ3年目の伊藤大海に期待だ。
伊藤は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を経て、4月5日の今季初登板こそ5回3安打無失点と好投したが、続く2戦目は6回2/3を5失点、それ以降も6回4失点、4回6失点と精彩を欠き3連敗。4月を4試合勝ち星なしの3敗、 防御率5.82で終えた。
しかし、5月2日の埼玉西武ライオンズ戦で7回1失点で今季初勝利を挙げると、その後も7回無失点、7回2失点と本来の姿を取り戻した。5月は3試合で2勝負けなし、防御率1.29の好成績を残している。昨季のソフトバンク戦は7試合で4勝2敗、防御率2.79と相性が良い。本拠地ファンの前で完全復調をアピールする“鷹狩り”を見せられるか。
対するソフトバンクは、柳田悠岐に期待だ。
プロ13年目の今季は、開幕から4月末までの22試合で打率.373、2本塁打、9打点と好調をキープ。しかし、5月に入ってからは16試合で打率.254、5本塁打、10打点で、本塁打率は上昇したものの、打率が低下している。
対日本ハム戦では、今季8試合で30打数13安打の打率.433。2本塁打、7打点と当たっており、前回4月28日からのエスコンフィールド3連戦では、13打数8安打の打率.615と大暴れ。今カードでも相性の良さを発揮したい。
開幕前の下馬評では圧倒的な最下位予想も、現在4位と健闘を見せる日本ハムと、優勝の大本命と目されながら2位に甘んじているソフトバンク。「伊藤vs.柳田」の対戦成績は、昨季が13打数5安打の打率.385、1本塁打。今季は6打数2安打の打率.333。今後の両チームを占う、要注目の対決になりそうだ。
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提供●Baseball Times