【ツール・ド・東北】第10回記念大会はエイド増、現在地可視化サービスで“おもてなし” 「復興の歩みをペダル漕いで感じて」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・東北】第10回記念大会はエイド増、現在地可視化サービスで“おもてなし” 「復興の歩みをペダル漕いで感じて」

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【ツール・ド・東北】第10回記念大会はエイド増、現在地可視化サービスで“おもてなし” 「復興の歩みをペダル漕いで感じて」
【ツール・ド・東北】第10回記念大会はエイド増、現在地可視化サービスで“おもてなし” 「復興の歩みをペダル漕いで感じて」 全 1 枚 拡大写真

ツール・ド・東北2023は23日、都内で記者会見を行い、9月16、17日の2日間で開催される第10回記念大会の大会概要を発表。昨年3年ぶりのリアル開催に続き、23年開催はついに石巻専修大学をスタート・ゴール地点とし、全5コースを完全復活させるとした。

◆生かされていると命とスポーツの底力 東日本大震災から10年に寄せて

■エイド増加に位置情報サービスで進化

東日本大震災の復興支援と震災の記憶を残すことを目的として2013年から開催され、ついに当初目標に掲げた「10年」の節目を迎えた。

ヤフーとともに主催を務める河北新報社の代表取締役、一力雅彦氏は「(10年間で)着実に復興の歩みを進めてきた。自転車だからこそ見える景色がある。ペダルを漕いで感じていただきたい」とし、新しい取り組みとして「10カ所にエイドを増やす」とした。また、今年は東北への思いを地図上に可視化する目的で、ライダーの現在地が把握できる企画も推進する。

南三陸町長の佐藤仁氏は「2013年は町中からやっと瓦礫がなくなった状態で、色のない世界でした。そういった被災の現場をライダーさんがしっかり目に焼き付けようと駆け抜けてくれた」とし、「コースにある自治体に協力を仰ぎ、海の幸を使った料理を提供してきた。多くの方に参加をしていただきたい」と呼びかけた。

■東北の温かさを感じる難コース

会見にはツール・ド・東北フレンズのモデル・道端カレン、パラリンピアンの谷真海、スポーツジャーナリストの中西哲生、お笑い芸人・パンサーの尾形貴弘が登壇し大会の魅力をPRした。

ツール・ド・東北2023記者会見に出席した面々 撮影:SPREAD編集部

宮城県東松山市出身の尾形は「自分の住んでた家の前とかで応援してくれてるんすよ。感慨深い。小さい頃の思い出とかも思い出したり」と走りながら色んな感情が込み上げている様子。「今年は行けるところまで行きたい。盛り上げます」と意気込みを語ったほか、「仕事でなくても走りたい。地元なんだもん」と郷土愛を爆発させた。

第1回大会から毎年参加している道端は「毎年復興を感じるのが嬉しい。全国のライダーさんに持ち帰っていただいて、周りの人に伝えてほしい」と語り、谷は「けっこう激坂もあったり、キツいコースだが楽しい。スポーツは人との距離を近づける」と厳しいコースならではの楽しみを語った。

「応援してたら応援されてた」は、参加したライダーが沿道のひとたちからの声援でいつの間にか応援されていると感じる現象からついたキャッチフレーズ。その温かさをぜひ現地で感じてもらいたい。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》

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