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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は27日(日本時間28日)、本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦に「3番DH・投手」でスタメン出場。大谷は6回を投げて6安打2失点、3四死球10奪三振。試合はエンゼルスが逆転し、大谷に勝利投手の権利が舞い込んだが、2番手のチェイス・シルセスが7回裏に逆転2ランを浴び白星はお預けとなった。
◆【実際の映像】大谷が見せた奪三振ショー、ア・リーグトップの90奪三振を記録
■延長戦の末、チームは星を落とす
大谷は初回、自らのエラーや四球でランナーを溜めると、二死からユリエスキ・グリエルにタイムリーを許し先制点を許した。しかしその後は立ち直り、4回まで無失点の好投。5回にはルイス・アラエスに勝ち越しタイムリーを浴びたが、直後の6回には3つの三振を奪い、今季4度目の2桁奪三振を記録。ア・リーグ単独首位の90奪三振とした。
大谷は6回109球(ストライク72球)を投げたところで降板。6安打3四死球10奪三振2失点(自責点1)の投球で防御率は2.91。奪った三振のうち、7つはスイーパー、3つをフォーシームで奪い、得意のスイーパーが冴えわたった圧巻の奪三振ショーとなった。
大谷降板後、6回裏にエンゼルス打線がリリーフ登板のマット・バーンズをとらえ、勝ち越しに成功。味方の援護で大谷に勝利投手の権利が舞い込んだが、直後の7回表に2番手シルセスがホルヘ・ソレアから痛恨の2ランを浴び、大谷の6勝目はお預けとなった。
大谷は降板後も「3番・DH」で出場を続け、4打数無安打1盗塁。快音は響かず、打率は.269に落ち込んだ。
なお試合は8回裏にジオ・アーシェラが同点ソロを放つも、その後はチャンスを生かせず延長戦へ。守備のエラーも重なり、エンゼルスは8-5で破れた。
◆【実際の映像】大谷が見せた奪三振ショー、ア・リーグトップの90奪三振を記録
◆大谷翔平、エンゼル・スタジアムで無双継続 1920年以降現役最高防御率
◆大谷翔平、5714奪三振のレジェンドを超える被打率達成 シーズン10先発で
文●SPREAD編集部
Shohei Ohtani racks up 10 Ks and lowers his ERA to 2.91.
He leads American League pitchers with 90 strikeouts. pic.twitter.com/GGM88zrJ7A
— MLB (@MLB) May 28, 2023