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MLBは2日(日本時間3日)、5月の月間最優秀選手を発表した。
アメリカン・リーグはニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ、ナショナル・リーグからはロサンゼルス・ドジャースのフレディ・フリーマンが選出された。
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■圧巻の巻き返しで、今季もホームランキング独走か
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アーロン・ジャッジ、5月の打球分布(C) MLB
ジャッジは4月26日(同27日)のミネソタ・ツインズ戦で、スライディングの際に右股関節を負傷し、10日間のIL(故障者リスト)入り。5月9日(同10日)に戦列復帰すると21試合に出場、打率.342/本塁打12/打点25/OPS1.356と圧巻の巻き返しで、通算6度目の月間MVPに輝いた。
昨季62本塁打のスラッガーも、4月は5本塁打と今ひとつ。元々故障がちで、早くも今季のMVP争いから脱落したかのように見えたが、瞬く間に最有力候補へと舞い戻った。
MLB公式「Baseball Savant」による打球関連の指標も群を抜いていて、平均打球初速97.3マイル(約156キロ)はキャリア最高でMLBでもナンバーワン。変化球に苦戦気味で、昨季と比べ空振り率がやや上昇しているものの、ほぼ付け入る隙がないと言っていいだろう。
そして、フリーマンは28試合に出場して、打率.400/本塁打6/打点26/OPS1.184をマーク。20試合連続含む、月間46安打で堂々の受賞。ドジャース移籍2年目も好調で、ナ・リーグ打率トップを快走している。
また、月間最優秀投手にはテキサス・レンジャーズのネイサン・イオバルディとサンディエゴ・パドレスのマイケル・ワカ、月間最優秀新人に、レンジャーズのジョシュ・ヤンとシンシナティ・レッズのスペンサー・スティアー、月間最優秀救援はデトロイト・タイガースのアレックス・ラングとサンフランシスコ・ジャイアンツのカミロ・ドバルが、それぞれ選出されている。
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文●SPREAD編集部