24日にフランス・パリで開催される『Impact in Paris』で復帰戦に臨む武尊の練習動画が、YouTubeに公開された。
動画内では武尊のロサンゼルス合宿の拠点「BOXING WORKS」を、総合格闘家の青木真也が訪れ、2ラウンド6分のスパーリングを行う様子と対談が収録されている。
◆【実際の映像】武尊が青木真也をボコボコに！数度ダウンを奪うも「礼儀を持ってやった」 やられた青木は「さすが」と満面の笑み
■青木「プライド持ってんなと。嬉しかった」
青木真也（撮影：SPREAD編集部）
「武尊詣でに参りました」と一礼した青木は武尊の練習風景を眺め「前蹴りがいい、独特な動きがありますよね。右のストレートが体全体からいくんですよね。前進した中での攻撃なので、K-1やキックボクシングのファイトしなければいけないルールに適した攻撃が多いですよね」とファイトスタイルを分析。
武尊との6分間のスパーリングでは、両者とも厳しい表情でぶつかり合い、第1ラウンドは青木が前蹴りで距離を取ろうと牽制。しかし武尊はそれを許さずじりじりと距離を詰め思い切りのいいローキックで青木の脚を削った。第2ラウンドには武尊がギアを一気に上げ無慈悲なインローで次々とダウンを奪取。
過酷な6分間が終わると、青木は笑顔を見せ、しゃがれた声で「このヤロー！」と発するとそのままマットに沈んだ。しかし「人が練習しているところに無礼を働いたのは僕ですから……これくらいやられて当たり前ですよ。これくらいやらなくちゃ、ジャンルを代表する人は」とし、「そのジャンルにプライドを持っている人が少なくなってきたなかで、キックボクシングにプライド持ってんなというのを感じて、やられつつも『そうだよね』って嬉しかったですよ」と満面の笑みを浮かべた。
一方、ダウンを奪った武尊は「青木選手には違う土俵でやってもらったので、礼儀を持ってやった」とし、手を抜かないことで武尊なりに礼儀を通したとした。
ISKA王座決定戦で対戦する武尊とベイリー・サグデン 撮影：SPREAD編集部
対談では夢も語った。
武尊は「やっぱ格闘技をやってる以上、世界一になりたいというのはみんなが思っていることだと思う。今はバラバラになってしまっているが、また世界一を決めるような大会をやりたい。そのためには自分が出て行って、海外に名前を売って、世界の選手を日本に呼びたい」とし、改めて復帰戦必勝を誓った。
最後に青木は改めて武尊との対峙を振り返り「さすがだなって。意地を持っててくれてありがとうって感じですね」と締めくくった。
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文●SPREAD編集部
