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オリックス・バファローズ対横浜DeNAベイスターズの3連戦が京セラドーム大阪で行われる。ともに交流戦5勝4敗。横浜スタジアムが舞台となった昨季は、オリックスが2勝1敗で勝ち越したが、果たして今季はどうなるか。注目は9日に行われる第1戦だ。
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■防御率0.84右腕はDeNA打線を抑えられるか
オリックスは今カード初戦に、高卒3年目の山下舜平大が先発する。
大器として期待されるドラフト1位右腕は、今季ここまで7試合に先発して5勝0敗、防御率0.84の好成績を残し、計42回2/3イニングを投げて、被安打27で失点わずか5(自責点4)。イニング数を上回る48奪三振をマークしている。
初の交流戦マウンドとなった前回1日の広島戦でも6回を4安打1失点(自責点0)で勝ち投手となった。ブレーク中の若き右腕が、12球団トップのチーム打率.263を誇るDeNA打線を相手にどのようなピッチングをできるか。
一方、DeNAは来日1年目のトレバー・バウアーがカード初戦にマウンドに上る。
MLB通算83勝、2020年のサイ・ヤング勝右腕は、今季ここまで5試合に先発して2勝2敗、防御率5.59という成績を残している。5月9日の巨人戦(6回7失点)、同16日の広島戦(2回7失点)と炎上したが、前回3日の西武戦では8回3安打2失点で10奪三振の好投を演じた。計29イニングで被本塁打9の“一発病”を抱えるが、投げるボール自体は一級品。自身2連勝で自信を完全回復させたい。
2002年7月16日生まれの20歳の山下と、1991年1月17日生まれの32歳のバウアー。山下がバウアーのYouTubeの“フォロワー”であることを明かした中で、「山下 vs. バウアー」の投手戦が期待される。
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提供●Baseball Times