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雨天順延分を除いて交流戦最終カードとなる、東京ドームでの読売ジャイアンツ対東北楽天ゴールデンイーグルスの3連戦が行われる。
ここまで巨人は交流戦1位の10勝5敗、楽天は交流戦4位の7勝6敗だが、ともに優勝の可能性がある。楽天生命パークが舞台だった昨季のマッチアップは、楽天が2勝1敗で勝ち越したが、果たして今季はどうなるか。
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■交流戦打撃“二冠”の岡本は、打率トップも射程圏内
巨人の注目は、岡本和真だ。
今季62試合に出場して打率.319、16本塁打、39打点の好成績。交流戦に限れば、15試合で打率.377、7本塁打、16打点とさらに快音連発。交流戦の打撃部門で、打率5位、本塁打と打点は1位に君臨しており、現在2冠王。打率トップの可能性も残されている。対楽天戦では、昨季対戦3試合で11打数3安打の打率.273、本塁打と打点はなし。最終カードでも猛打爆発、個人・チームともに交流戦で有終の美を飾れるか。
一方の楽天は、浅村栄斗に注目だ。
今季57試合に出場して打率.249、11本塁打、27打点。ここまで堅調だが、交流戦では13試合で打率.362、3本塁打、8打点とさらに好成績を収めており、8日から14日にかけては、5試合連続マルチ安打をマーク。対巨人戦では、昨季対戦3試合で11打数3安打も、1本塁打4打点と要所で勝利に貢献している。現在パ・リーグ5位のチーム巻き返しには、やはりこの男の力が必要だ。
両チームともに、右のスラッガーが交流戦優勝争いの鍵を握る。
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提供●Baseball Times