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17日、18日に開催される「Tリーグ NOJIMA CUP 2023」 の組み合わせ抽選会と前日記者会見が16日行われ、伊藤美誠(日本生命レッドエルフ)が会見後取材に応じた。
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■現在のコンディションは「7割」
5月に行われた世界卓球でシングルスベスト8入りした伊藤は、来年のパリ五輪選考ポイントで、早田ひな(日本生命レッドエルフ)、平野美宇(木下アビエル神奈川)に次ぐ3位に浮上。復調した姿を見せつけた。
現在のコンディションは「7割」くらいまで戻ってきているという伊藤は、「世界卓球が終わってもう1回検査しにいってるんですが、2週間くらいのなので自分はいいって思っていても、レントゲンでは変わってない部分はあった。自分がいいと思えてるので、まあいいかなと。あとはあまり無理せずにですけど、できることは前より増えたかな思います」と語る。
また、世界卓球を通じた課題については、「1番は気持ちの部分でしたが、自分のレベルが停滞してるかなと。日本のレベル自体がまだまだ上がってきてないと思ったので、中国人選手を倒したいという気持ちが必要だなと思います」と長年のテーマである“対中国”に対しての気持ちの重要性を説いた。
平野らと続くパリ行きをかけたデッドヒートについては、「まずはこの(選考レースの)接戦に乗れたという部分が世界卓球ではあったので、あとはどうやったら越せるか。上を向くだけという感じ」と前を向く。
さらに、「もちろん1大会でガラッとは変わるんですけど、周りの選手のことはあまり考えないように。とりあえず自分のことは、どうやったら上に行けるかを考えて、今3位なのでどうやったら2位になれるか、1位になれるかという気持ちだけです」と述べ、一歩一歩進んでいくことを誓った。
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文●井本佳孝(SPREAD編集部)