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現在ナショナル・リーグ首位打者、マイアミ・マーリンズのルイス・アラエズが19日(日本時間20日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦で6月に入って3度目となる1試合5安打を放ち、再び打率を4割に乗せた。
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■1941年テッド・ウィリアムズ以来の大偉業なるか
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ルイス・アラエズの今季打球分布(C)MLB
アラエズは昨季、打率.316でア・リーグ首位打者を獲得。オフにミネソタ・ツインズからマーリンズへトレードで移籍すると、今季も開幕から安打を量産。先週のシアトル・マリナーズ3連戦でノーヒットに抑え込まれ、打率.378まで数字を落としたものの、16日(同17日)に5安打、さらにこの日5打数5安打と猛烈な巻き返しを見せ、一気に打率.400まで戻した。
MLB公式「Baseball Savant」によるコース別打率でも穴がなく、どのボールでも広角に打ち分ける。ハードヒット率(95マイル以上の打球割合)がMLB下位3%と、決して強い打球を打つ選手ではないが、フィールド全体を使って安打を生み出すタイプだ。
アラエズは「2年連続での両リーグ首位打者」という、MLB初の快挙も視野に。1941年テッド・ウィリアムズ以来の大偉業「打率4割」なるか。今後の活躍にも注目していきたい。
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文●SPREAD編集部
With his second 5-hit game in the last three games, Luis Arraez is once again batting .400!!!! pic.twitter.com/R1qWr9V19o
— MLB (@MLB) June 20, 2023